『歌唱におけるザラザラした声質効果の喉頭ストロボスコープによる調査とその統計的認識可能性:喉頭ストロボスコープイメージングとパネル評価を使用した、ディストーション、グロウル、ラトル、グラントの解剖学的および生理学的記述と視覚的認識可能性の研究』
20人の歌手の音声効果4種類(ディストーション/グロウル/ラトル/グラント)の実態と識別可能性を調査。結論として音声効果は、その声門上構造の特徴的なジェスチャーにより喉頭鏡画像で視覚的に識別可能だった。また、視覚的に確認できる病変は無かった。
20人の歌手の内訳:プロ歌手及び歌唱指導者。男性10人、女性10人。
ツイート主による余談:
歌手や歌唱指導者にとっては、論文中の「各ボイス発声時の喉の各所の動き(など)の表」が、最も有用な情報かと思います。グロウルの表のみざっくり訳しましたが、こんな感じで細かく動き等が観察されていますので、Rough Vocal Effectに関心のある向きにはおすすめです。
※このグウロウルの表のaproximatingは、approximatingの誤りです(pが足りない)。
この論文は以前、少し話題に出したことはありましたが↓、きちんと紹介はしていなかったので改めて紹介しました。(2022.11.10追記:↓のツイートにディストーションの表とその訳があります)
いわお @salieri_epk さんのnoteと方向性が近い論文>Laryngostroboscopic Exploration of Rough Vocal Effects in Singing and their Statistical Recognizability.. https://t.co/cHLPxqhj2B
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2020年5月8日
ざっくり言うと、ディストーション、グロウル、ラトル、グラントの識別について述べた論文です。おすすめ。
元ツイート:
歌唱におけるザラザラした声質効果の喉頭ストロボスコープによる調査とその統計的認識可能性:喉頭ストロボスコープイメージングとパネル評価を使用した、ディストーション、グロウル、ラトル、グラントの解剖学的および生理学的記述と視覚的認識可能性の研究 https://t.co/76JfgO4zcS pic.twitter.com/L2NPzF8lfY
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2021年10月20日
この記事及び元ツイートは論文(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから元の論文を参照してください。