huuchiの音楽論文案内

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側方頭部X線規格写真における舌骨の位置とフォルマント周波数の相関

 

『側方頭部X線規格写真における舌骨の位置とフォルマント周波数の相関 』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

高いフォルマント(主にF4)と舌骨の頭尾(上下)方向の位置の間には、中程度の相関関係がある。前後位置の影響も多少。


9歳から38歳までの52人の、持続母音/ɑ/、/i/、/o/、/u/の間の、下記の距離を計測。
舌骨からトルコ鞍までの直線垂直距離(H‐S)
舌骨から後鼻棘までの直線垂直距離(H-PNS)
舌骨から頸椎C3の最も前方の点までの直線距離(H-C3)
舌骨から下顎下縁平面までの直線垂直距離(H-MP)


結果:
 母音/α/
平均基本周波数と、H-C3とH-SおよびH-PNSの間に中等度の統計的に有意な相関
F3とF4と、舌骨の垂直位置H-C3とH-Sとの間に中等度の負の相関

 母音/i/
F1とF3とF4と、H-Sの間に中程度の負の相関
F3とF4と、H-C3の間に中程度の負の相関

 母音/o/
F4と、H-SおよびH-PNSの間に中程度の負の相関

 母音/u/
F4のみがH-Sと有意に相関

 

 

元ツイート:

 

 

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