『側方頭部X線規格写真における舌骨の位置とフォルマント周波数の相関 』
高いフォルマント(主にF4)と舌骨の頭尾(上下)方向の位置の間には、中程度の相関関係がある。前後位置の影響も多少。
9歳から38歳までの52人の、持続母音/ɑ/、/i/、/o/、/u/の間の、下記の距離を計測。
舌骨からトルコ鞍までの直線垂直距離(H‐S)
舌骨から後鼻棘までの直線垂直距離(H-PNS)
舌骨から頸椎C3の最も前方の点までの直線距離(H-C3)
舌骨から下顎下縁平面までの直線垂直距離(H-MP)
結果:
母音/α/
平均基本周波数と、H-C3とH-SおよびH-PNSの間に中等度の統計的に有意な相関
F3とF4と、舌骨の垂直位置H-C3とH-Sとの間に中等度の負の相関
母音/i/
F1とF3とF4と、H-Sの間に中程度の負の相関
F3とF4と、H-C3の間に中程度の負の相関
母音/o/
F4と、H-SおよびH-PNSの間に中程度の負の相関
母音/u/
F4のみがH-Sと有意に相関
元ツイート:
側方頭部X線規格写真における舌骨の位置とフォルマント周波数の相関 https://t.co/uQFQWWUY8a
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2021年5月11日
高いフォルマント(主にF4)と舌骨の頭尾(上下)方向の位置の間には、中程度の相関関係がある。前後位置の影響も多少。つまり、舌骨の位置によって(も)声の音色が変わる。
この記事及び元ツイートは論文(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから元の論文を参照してください。