huuchiの音楽論文案内

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中咽頭収縮筋付着部の肉眼解剖学的観察

 

『中咽頭収縮筋付着部の肉眼解剖学的観察』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

41の死体による咽頭及び隣接する筋の肉眼的解剖学調査。中咽頭収縮筋は茎突舌骨靭帯と舌骨から起こり、3つの重なり合う繊維グループに分けられる。


前上方群は茎突舌骨靭帯と舌骨小角から後上方に上昇し扇型に広がった。
中央群は舌骨大角から後上方に上昇し扇型に広がった。
後下方群は舌骨大角から扇状に広がり、舌骨舌筋の内側で発生したが、いくつかの繊維はしばしば舌骨舌筋の外側を通過し、その繊維は時々その間を走る舌動脈の周りで交差した。


ツイート主による補足:体表から近いのが外側(external)、遠いのが内側internal。

一部の繊維は時には茎突舌骨筋と顎二腹筋後腹に付着したが、舌動脈と甲状舌骨靭帯の麦粒軟骨への付着は稀だった。


3グループの筋は咽頭縫線に挿入され、下行線維は縦咽頭筋群に結合した。上行線維と下行線維がそれぞれ咽頭と甲状軟骨の上部に到達することは稀だった。
こうした繊維の配置は、咽頭の収縮に加えて、中咽頭収縮筋の上行および下行繊維が挙筋(elevator muscle)として機能する可能性を示唆している。


咽頭筋群LPM longitudinal pharyngeal muscles:口蓋咽頭筋、耳管咽頭筋、茎突咽頭筋の総称(=咽頭挙筋群)

 


ツイート主による補足:
参考→放射線療法のリスクのある器官としての機能的嚥下ユニット(FSU)についてPART1:生理学と解剖学

 

 

元ツイート:

 

 

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