huuchiの音楽論文案内

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フレディ・マーキュリー 話声位,ビブラート,及びサブハーモニクスの音響分析

 

フレディ・マーキュリー 話声位,ビブラート,及びサブハーモニクスの音響分析』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

20世紀で最も有名なCCM歌手の一人であるフレディ・マーキュリーの、公に入手可能な録音に基づいた音響分析を行った。

*画像はルチアーノ・パヴァロッティとのビブラートの比較


話声位の中央値は117.3Hz。バリトンだと考えられる。
歌声の声域はF#2(約 92.2Hz)〜G5(約784Hz)の37半音であることが示された。より高音の(1,347Hzまでの)発声は、確かに彼が発声していると信用できる証拠とは見做されなかった。


21のアカペラ音源からの240の持続音の分析により、ビブラートの速さは驚くほど速い7.0Hzであることが分かった。また、不規則性のあるビブラートが、彼の歌声の際立った特徴であることが示唆された。


彼のサブハーモニック発声のサンプル音源の、プロのロックシンガーによる模倣をハイスピードカメラで撮影し分析したところ、声帯と仮声帯の3:1に固定された振動パターンが明らかになった。


CCM=contemporary commercial music=現代の非クラシックの(ポピュラージャンルの)商業音楽

 

 

元ツイート:

 

 

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