huuchiの音楽論文案内

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ソプラノの歌の生成におけるダークトーンと声道の形成:rt-MRIからの洞察

 

『ソプラノの歌の生成におけるダークトーンと声道の形成:rt-MRIからの洞察』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

唇の開口部の狭小化がダークな音質の主因の可能性。一方で他の声道整形(顎、咽頭喉頭前庭など)については多くが大幅に異なる歌手固有の方法を取っていた。ダークな音質はキアロスクーロに重要。


咽頭の拡大がダークな音質と強く相関しているという従来の説明とは異なる結果。咽頭も音色に寄与しているが、その役割は個人間で大きく異なる。
研究参加者は22〜30歳のソプラノの院生歌手4人。加えて歌手の歌唱教師が実験に同行し、データ収集に必要な音色などに関して指示を伝えた。


Introduction冒頭の抄訳:
音声教育学は、少なくともマヌエル・ガルシアの研究に遡り、「ダーク(暗さ)」と呼ばれる音色が人間の声のパフォーマンスにとって望ましいことを明らかにしました。「ダーク」は「暖かい」「丸い」「覆われた」といった言葉と関連づけられることが多く、西洋クラシックの音声パフォーマンスにおいて美的に重要とされるキアロスクーロ(明ー暗)という音色の重要な要素です。

 

 

元ツイート:

 

 

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