huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

歌唱活動・年齢・性別が、声のパフォーマンスパラメータ、被験者の知覚、および小児期と青年期の声の使用に及ぼす影響

『歌唱活動・年齢・性別が、声のパフォーマンスパラメータ、被験者の知覚、および小児期と青年期の声の使用に及ぼす影響』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

6歳〜19歳の183人を調査。定期的な歌唱活動と個別のトレーニングで、声域拡大、音声パフォーマンスと音の知覚性向上、音声コントロールにもプラスの影響。


年長の子供は自分の音声をより細かく認識するようになり、他者の声を模倣する頻度が高い。男の子は女の子と比べ、最大の声の強さ、最大発声時間、メッサ・ディ・ヴォーチェの能力に優れていた。また、男の子は女の子より意識的に声をコントロールした。

 


元ツイート:

 

 

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思春期前の子供における音響パラメータに関連する上顎弓の寸法

 

『思春期前の子供における音響パラメータに関連する上顎弓の寸法 』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

8歳〜13.7歳の35人の上顎弓寸法と、声の基本周波数とフォルマントの関連を評価。
アーチ幅と深さは、F0及び話声位と中程度の負の相関。
アーチ幅はF0とF3と相関。
アーチ深さはF3と相関。
アーチ長さはF4と相関。


※画像の日本語の部分は改変(書き加え)させていただいたものです。

 


元ツイート:

 

 

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日本人高齢者の輪状甲状関節

 

『日本人高齢者の輪状甲状関節』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

15の死体の輪状甲状関節(CTJ)と周辺を調査。高音発声と喉頭軟骨の骨化に対して、高齢者のCTJは、関節軟骨同士の適合性の低下を補う弾性繊維に富む組織によって、その前方滑走や回転を維持しているようだった。


関節靭帯の弾性繊維は、後側ではメッシュ状/前側では直線的な配置の傾向があった。CTJにおいて厚い及び/または長い滑膜ヒダはよく観察された。


日本語の要約
https://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/4416/1/117_508.pdf
“輪状甲状関節は甲状軟骨下角と輪状軟骨の間の関節であり,関節包を持ちその周囲を靭帯が補強する構造の滑膜性の関節”
“関節包や靭帯には痛覚伝達に関する細い有髄神経線維や侵害受容器が存在…機械受容器もあり機械的伸展や張力をモニターしていると考えられる”

 


元ツイート:

 

 

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高分解能MRIによる輪状甲状関節の観測

 

『高分解能MRIによる輪状甲状関節の観測』

www.jstage.jst.go.jp

 

“男性被験者1名が普通の声(120Hz)と高い声(180Hz)で母音/i/を繰り返し発声したときの喉頭画像を記録”


“普通の声と高い声における喉頭軟骨の位置を比較すると,甲状軟骨は高い声で約4mm上昇し,ほとんど回転を伴わなかった”“甲状軟骨下角を回転中心として輪状甲状関節の角度変化を計測した結果,輪状軟骨が高い声で声帯を引き延ばす方向に回転し,回転角は約5度であった”


“輪状甲状関節の滑走”“輪状甲状関節を通る水平断面で左右の下角を結ぶ直線と気管後壁との最短距離を計測”“2つの軟骨の前後方向における滑走は約1.25mmであり,高い声で輪状軟骨が後方に移動することが確認された”


“声門長は普通の声で約23mm,高い声で約26mmであり,高い声で約3mm伸張した”


*120HzはA#2とB2の中間、180HzはF3とF#3の中間

 

 

元ツイート:

 

 

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テーラーメイド治療のための個別の患者の声の優先順位

 

テーラーメイド治療のための個別の患者の声の優先順位』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

音声障害を持つ患者が、自分の声について何を優先的に考えているか(重要視しているか)の調査。61%は声の明瞭さ、20%は声の大きさ、12%は発話ピッチ、7%は音域を、それぞれ優先度トップと位置づけた。

 


元ツイート:

 

 

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仮声帯発声患者の声質パラメータの分析

 

『仮声帯発声患者の声質パラメータの分析』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

仮声帯発声患者40人を分析。嗄声(95%),声の粗糙性 (75%),声の努力性(55%)が認められた。前庭ヒダの肥大と浮腫があり、声帯の振動障害を伴っていた。ストロボスコピーとHSDIでは、機能亢進性(95%)または麻痺性(5%)の発声障害を確認した。


音響評価ではジッター,シマー,NHR,非調和成分の増加と、F0,MPTの減少が示された。


HSDI=High-Speed Digital Imaging
NHR=noise-harmonic ratio
MPT=最長発声持続時間

 

 

元ツイート:

 

 

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生体における輪状披裂関節のバイザーのような上下運動の定量分析

 

『生体における輪状披裂関節のバイザーのような上下運動の定量分析』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

健常者35人/片側声帯麻痺患者7人の発声中の披裂軟骨の動きを、声帯突起及び筋突起から輪状軟骨面(後述)までの距離を測り調査。結果、発声中の披裂軟骨のバイザーのような下向きの動きが確認された。


声帯突起の上下方向の動きは筋突起のそれより大幅に大きかった(左右/性別/年齢などで個人差有り)。

輪状軟骨面=CP=cricoid plane:輪状軟骨に対する披裂軟骨の動きを定量化するために、輪状軟骨弓上縁レベルの軸位断を基準面として、この研究内で定義したもの。

 


元ツイート:

 

 

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