huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

エスニックスタイルとポップスタイルのグロウルボイス

『エスニックスタイルとポップスタイルのグロウルボイス』https://www.semanticscholar.org/paper/Growl-Voice-in-Ethnic-and-Pop-Styles-Sakakibara-Fuks/fbed4a30602965996556f87f93e04786fd3cca47 民族音楽(南アフリカのコーサ族の音楽)やポップスタイ…

グロウル及びスクリーム歌唱の合成に向けた音響的特徴の分析

『グロウル及びスクリーム歌唱の合成に向けた音響的特徴の分析』 cir.nii.ac.jp “デスメタル,メタルコアなどエクストリームメタルと言われるジャンルで頻繁に用いられる,グロウル及びスクリーム歌唱について音響的特徴の分析を行った” 〈はじめに〉“1.1 デ…

プロの非クラシック歌手における一般的な音声エフェクトと部分的な声門振動

『プロの非クラシック歌手における一般的な音声エフェクトと部分的な声門振動』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 健常なプロの男性のポップ/ロック/メタルの歌手5人とミュージカル歌手5人の、非クラシックのボーカルエフェクト(所謂デスボイスを含む)を調査。 観…

オペラ歌手の姿勢制御

『オペラ歌手の姿勢制御』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 立位での姿勢制御(足圧中心の変位から体の揺れを測定)について、オペラ歌手17人と対照群12人を複数条件(①開眼,②閉眼,③歌唱姿勢(※)で開眼,④歌唱姿勢(※)で閉眼,⑤開眼で指定された特定のフレーズを歌唱,⑥開…

ラインケ浮腫:発声メカニズムと管理戦略

『ラインケ浮腫:発声メカニズムと管理戦略』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ラインケ浮腫の病態生理学に関連する発声メカニズムを、喉頭顕微鏡下手術を受けた患者20人分析。 ラインケ浮腫患者は、術前の喉頭ストロボスコピー検査により、声帯の表面固有層(ライン…

チェストとファルセットの声区間のピッチジャンプ:ヒトの生体喉頭と摘出喉頭からのデータ

『チェストとファルセットの声区間のピッチジャンプ:ヒトの生体喉頭と摘出喉頭からのデータ』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov チェストレジスタ(M1)とファルセットレジスタ(M2)の急激な遷移(ジャンプ)について、切除されたヒト喉頭と生きた被験者3人(女性1人,男性…

頸部痛を伴う筋緊張性発声障害に対する理学療法

『頸部痛を伴う筋緊張性発声障害に対する理学療法』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 頸部痛のある筋緊張性発声障害(MTD)患者178人に対する音声治療(VT)と徒手的理学療法(PT)の単独または組み合わせの有効性を5群(後述)に分け調査。結果、VTの有無に関わらずPTによ…

肺の健康のための歌唱の生理学的要求とトレッドミル歩行との比較

『肺の健康のための歌唱の生理学的要求とトレッドミル歩行との比較』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 健常成人8人の心肺パラメータを、歌唱セッションとトレッドミル歩行(2,4,6km/h)で比較。歌唱により誘発された生理学的反応は中強度の運動と一致し、酸素消費量,…

乳児の泣き声における旋律の複雑さと生後2年目の言語習得との関係:縦断的研究

『乳児の泣き声における旋律の複雑さと生後2年目の言語習得との関係:縦断的研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 生後2ヵ月時点の泣き声に含まれる複雑な旋律の割合が45%未満の乳児は、それより割合が高い乳児と比べて、2.5歳時点での言語発達の遅れを発症してい…

ホイッスルレジスターとM3:男女歌手の可視化と音響による予備的HSDI調査

『ホイッスルレジスターとM3:男女歌手の可視化と音響による予備的HSDI調査』 https://www.semanticscholar.org/paper/Whistle-register-and-M3%3A-A-preliminary-HSDI-by-and-Corcia-Fussi/a6102073349a5d184e86706c35a34b7e9b2f6461 ホイッスルボイス発声…

新生児声帯粘膜の微細構造

『新生児声帯粘膜の微細構造』 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka1947/100/5/100_5_479/_pdf “新生児の声帯膜様部を透過型電顕で観察” “成長,発達前の新生児の声帯粘膜は,形態学的に成人の声帯粘膜とは異なっている”“声帯は成長,発達し老化す…

早産後の学齢期における喉頭の病変

『早産後の学齢期における喉頭の病変』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 妊娠23週から29週の間に生まれた20人の早産児の喉頭を調査。全員に少なくとも軽度の声門上機能亢進があり、19人に喉頭の構造的病変があり、14人に声門後部間隙があった。 声門上機能亢進は、…

早産が発声に関わる喉頭の発達に及ぼす影響

『早産が発声に関わる喉頭の発達に及ぼす影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 早産児の「早産のみに起因する音声障害」について、15の関連論文のスコーピングレビューを行った。結果、在胎週数や出生後の発声に応じて、喉頭の骨格の発達や声門の形状と声帯の組織…