huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

高速デジタル撮影で観察したホイッスルレジスタの声帯振動

『高速デジタル撮影で観察したホイッスルレジスタの声帯振動』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 歌手6人(女性4人,男性2人)のホイッスルボイス発声時の声門の動きを、10,000fpsを超えるフレームレートのHSDIで記録した。結果、声帯の運動は6パターンに分類された。 …

中東の歌手のフォルマント周波数

『中東の歌手のフォルマント周波数』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 中東の歌唱スタイルの、プロ歌手または訓練経験のある歌手13人(男性5人,女性8人)の話声と歌声のフォルマント周波数を調査。結果、中東の歌声の母音には歌唱フォルマントは存在しなかった。 /a/,…

ミュージカルパフォーマーの生理学的特徴と歌唱中及びダンス中の心肺機能への影響

『ミュージカルパフォーマーの生理学的特徴と歌唱中及びダンス中の心肺機能への影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov MTパフォーマー21人の①ダンス②歌+ダンスの心肺機能などを調査。MTパフォーマーの有酸素運動能力は劇場ベースの他ジャンルのパフォーマーより優…

初心者とプロのミュージカル歌手の知覚の違い

『初心者とプロのミュージカル歌手の知覚の違い』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ミュージカルの初心者(学年1〜2年の学生歌手)7人とプロ歌手4人の発声スタイル(ベルト,レジット,ミックス(この場合はベルトとレジットの中間))と声音の質(金属的vs柔らか、明るいvs…

制御されたパフォーマンスタスク中のミュージカルパフォーマーの呼吸戦略と最大発声時間の評価

『制御されたパフォーマンスタスク中のミュージカルパフォーマーの呼吸戦略と最大発声時間の評価』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ①歌のみ②ダンスのみ③ダンス&歌の3つのタスクの直後のMPT(最長発声持続時間)や呼吸などを調査。①と②で一回換気量は一定だった。③は…

ミュージカル俳優の声の質,症状,習慣

『ミュージカル俳優の声の質,症状,習慣』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ミュージカルのプロ俳優12人と学生俳優18人を調査。両群ともDSIとAVQI(共に音声障害に関わる)は良好であり、優れたボーカルパフォーマーであった。全員が2つ以上の声道不快感の症状があり…

連携と克服:ボイスティーチャー(歌声のスペシャリスト)と言語聴覚士から見たMTD

連携と克服:ボイスティーチャー(歌声のスペシャリスト)と言語聴覚士から見たMTD pubmed.ncbi.nlm.nih.gov この症例研究は、歌手の音声障害が専門の言語聴覚士と、発声学の訓練を受けた発声教師の協力に注目し、MTD(筋緊張性発声障害)の歌手に対する、治療及…

音色を5つの生理学的パラメータに分解:ボーカルモード、メタリックな音色の量、密度の程度、喉頭のサイズ、及び音のカラーリング

『音色を5つの生理学的パラメータに分解:ボーカルモード、メタリックな音色の量、密度の程度、喉頭のサイズ、及び音のカラーリング』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov CVTの発声タイプ4種において、ピッチ,音量,母音をキープした状態での、明るい〜暗い音色を得る…

メタリックボイスの音響特性

『メタリックボイスの音響特性』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov メタリックまたは非メタリックな声質の歌手の声の特徴を比較調査。結果、普段の話声の発声では、両者のF0に差は無かったが、メタリックボイスはF2,F3,F4が高かった。規定の音高(A3,C5)の発声ではF3,…

母音/i/における横舌筋作用の有限要素法を用いた検討

『母音/i/における横舌筋作用の有限要素法を用いた検討』 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp/61/1/61_41/_pdf “タギングシネMRI(tagged-cine MRI)のデータ…に基づいて,舌の内部変形の特徴を考慮したうえで舌モデルを構築し…特に横舌筋の効果につい…

メタリックボイス:生理的および音響的特徴

『メタリックボイス:生理的および音響的特徴 』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov メタリックボイスの特徴をプロ歌手21人で調査。メタリックモードの母音エの発声では、口蓋帆の下制,咽頭壁の内側化,喉頭の挙上,披裂喉頭蓋ひだの狭窄,喉頭管の側方狭窄などの声道調…

アレルギー性鼻炎と喉頭病変:リアルワールドエビデンス

『アレルギー性鼻炎と喉頭病変:リアルワールドエビデンス』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov アレルギー性鼻炎(AR)はアレルギー性喉頭炎,COPD,喘息,慢性副鼻腔炎などの疾患との関連が知られているが、他に喉頭浮腫,音声障害,声帯結節など音声の問題とも関連する。…

プロ歌手の歌唱スタイル,発声習慣,全体的な健康状態

『プロ歌手の歌唱スタイル,発声習慣,全体的な健康状態』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 19〜57歳のプロ歌手57人(平均年齢32歳 女性31人/男性26人)の歌唱スタイル,発声習慣,健康状態を分析。53±2%に呼吸器疾患があり、23±2%に鼻炎があった。 89±2%が非喫煙者だ…

輪状甲状関節ー構造の異なるタイプに関する機能的側面

『輪状甲状関節ー構造の異なるタイプに関する機能的側面』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 50の死体標本の100の輪状甲状関節(CTJ)の、形態学的及び機能解剖学的構造を明らかにした。使用された標本は、女性25人,男性25人。 輪状甲状関節の軟骨表面は、MaueとDickso…