huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

輪状甲状軟骨接近術における輪状甲状関節の解剖学的構造の役割

『輪状甲状軟骨接近術における輪状甲状関節の解剖学的構造の役割』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 輪状軟骨が回転する軸(輪状甲状関節)の位置は3タイプに分けられる。軸の位置が、輪状軟骨の下部3分の1にあるI群、中央3分の1にあるII群、上部3分の1にあるⅢ群。…

輪状甲状関節:異なる関節タイプを区別するための実用的ガイド

『輪状甲状関節:異なる関節タイプを区別するための実用的ガイド』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 輪状甲状関節のABCタイプの判別法。軟骨間(輪状軟骨の外側と甲状軟骨の内側)の最も近い距離が、タイプAは男女とも1mm未満なのに対し、タイプB/Cは1mmを超える。…

プロ歌手における声帯伸張の予測因子としての輪状甲状関節タイプ:CTJタイプは声帯伸張に影響を与える

『プロ歌手における声帯伸張の予測因子としての輪状甲状関節タイプ:CTJタイプは声帯伸張に影響を与える』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 輪状甲状関節は3タイプ(ガッチリ安定A型、やや不安定なB型、不安定なC型)。プロの女性歌手の母音持続発声時の声帯伸長度…

アンブシュアジストニアへの舌の関与:トランペット奏者のRT-MRIを用いた新しいパイロット結果

『アンブシュアジストニアへの舌の関与:トランペット奏者のRT-MRIを用いた新しいパイロット結果』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov トランペットの健常奏者とアンブシュアジストニア奏者を比較。持続音中、健常奏者は舌の動きをかなり正確かつ安定して制御するのに…

過緊張性発声障害における喉頭筋の弛緩に対するキネシオテーピングの影響

『過緊張性発声障害における喉頭筋の弛緩に対するキネシオテーピングの影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 過緊張性発声障害患者10人に7日間、舌骨上筋/舌骨下筋/胸鎖乳突筋/甲状軟骨の位置にキネシオテーピングを行った。治療前後のVHIと触診結果を分析すると…

RT-MRIを使用した健常なホルン奏者とジストニアのホルン奏者の持続音中の舌の位置の変動

『RT-MRIを使用した健常なホルン奏者とジストニアのホルン奏者の持続音中の舌の位置の変動』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ホルンの健常なエリート奏者とアンブシュアジストニアの奏者の持続音中の舌位置変動(TPV)を比較。健常奏者の舌の変位が大きい傾向は、よ…

音声障害の歌手へのキネシオテーピングの適用

『音声障害の歌手へのキネシオテーピングの適用』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 音声障害の歌手と歌唱学生30人を、言語療法のみの対照群15人(DG1)/言語療法とキネシオテーピング併用群15人(DG2)に分け比較調査。結果、併用群DG2はジッターとシマーが大幅に減少、…

アンブシュアジストニアのホルン奏者の運動戦略における非効率性:エリート演奏家との比較

『アンブシュアジストニアのホルン奏者の運動戦略における非効率性:エリート演奏家との比較』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ホルンの健常なエリート奏者とアンブシュアジストニアの奏者を比較。音高の上行時、健常奏者は舌を上前方へ変位し顎を挙上させたが、ジ…

基本周波数制御における直筋と斜筋の活動の違い

『基本周波数制御における直筋と斜筋の活動の違い』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 男性2人/女性3人の発話及び歌唱中の輪状甲状筋の直部/斜部の活動に違いがあるか調査。結果、基本周波数制御へのこの筋の寄与は、参加者間で大きな違いがあった。これは喉頭の解剖…

Anterior Cervical Pain Syndrome:リスク因子,舌骨喉頭部の解剖学的構造の異常および治療

『Anterior Cervical Pain Syndrome:リスク因子,舌骨喉頭部の解剖学的構造の異常および治療』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ACPSは会話・咀嚼・欠伸時に側頸部痛を伴い、時に強い疼痛や嚥下困難を呈する。疼痛のトリガーは発語、頭部旋回、咀嚼、欠伸、嚥下など…

健常なエリートまたはジストニアのホルン奏者の口腔運動戦略の相違

『健常なエリートまたはジストニアのホルン奏者の口腔運動戦略の相違』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ホルンの健常なエリート奏者とアンブシュアジストニアの奏者を比較。健常奏者は音の上昇中に舌が上前方へ動いたが、ジストニア奏者の舌の動きは著しく少なく、…

ホルン演奏中の声門の動き:パイロット研究

『ホルン演奏中の声門の動き:パイロット研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 6人のホルン奏者の、E♭2/E♭4/B♭4をpp/mf/ffのそれぞれ+持続音/スタッカートで演奏時の、声門の動きをRT-MRIで観察。持続音では声帯の内転外転に対しダイナミクスの影響が大。ppで内転…

音声障害患者におけるキネシオテーピング

『音声障害患者におけるキネシオテーピング』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 音声障害の患者30人を、言語療法とキネシオテーピング併用群15人(DG1)/言語療法のみの対照群15人(DG2)に分け比較調査。結果、併用群DG1はVHIt/VHIe/VHIpが改善。DG2はVHItのみ改善した…

金管楽器奏者のRT-MRI比較:方法論的パイロット研究

『金管楽器奏者のRT-MRI比較:方法論的パイロット研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov トランペット/ホルン/トロンボーン/チューバ奏者の昇順の5つの音を演奏時の口腔/咽頭を観察。チューバとトロンボーンは舌を上前方へ変位し中咽頭領域を漸次減少。トランペッ…

歌手の音声衰弱症を緩和するための支援ツールとしての喉頭テーピング:予備的報告

『歌手の音声衰弱症を緩和するための支援ツールとしての喉頭テーピング:予備的報告』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 音声疲労のある歌手19人の前頸部に10日間テーピングを施し、前後でM1地声/M2裏声を評価。結果、M1のジッタ減少、M2のNHR改善。喉頭テーピングは…

裏声が持続する変声障害に対するキネシオテーピングの有効性:二重盲検無作為化シャム対照試験

『裏声が持続する変声障害に対するキネシオテーピングの有効性:二重盲検無作為化シャム対照試験』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov キネシオテーピングによる治療群と対照群では、治療後にF0/jitter/shimmer/NHR/MPT/VHI-10/GRBAS尺度に有意差有り。この変声障害に…

プロの俳優や歌手の声の問題の危険因子

『プロの俳優や歌手の声の問題の危険因子』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov プロの俳優65人/歌手63人の声の問題とその原因及び悪影響を与える要因を調査。結果、俳優は歌手より不適切な生活(喫煙)や発声に関わる習慣(大声,叫び声等)を行っていた。プロ俳優は声のケ…

過緊張性発声障害およびベルティングにおける声道セッティングのコンピュータ断層撮影研究

『過緊張性発声障害およびベルティングにおける声道セッティングのコンピュータ断層撮影研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 過緊張発声とベルトの類似/相違点を調査。類似点は、高い喉頭位置/狭い下咽頭幅および喉頭口であった。一方、ベルトは過緊張発声とは異…

呼吸機能と体幹,横隔膜の関係性について

『呼吸機能と体幹,横隔膜の関係性について』 https://jstage.jst.go.jp/article/jsatj/5/1/5_27/_pdf/-char/ja “腰痛患者の横隔膜は,健常者に比べ薄く,呼吸のテンポも早い”“吸気の際,腰痛患者は,健常者よりも横隔膜の下降する長さが小さい”“腰痛患者の…

呼吸と歌唱:クラシック歌手の呼吸パターンの客観的特性評価

『呼吸と歌唱:クラシック歌手の呼吸パターンの客観的特性評価』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov クラシックのプロ歌手7人と非歌手4人の安静時呼吸と歌唱時の呼吸を観察。歌手は歌唱時に、排気量への腹部の寄与が大きく、胸郭と腹部の動きに非同期性があり、発声前…

dynamicMRIで測定した発声中の呼吸運動に対する重力の影響

『dynamicMRIで測定した発声中の呼吸運動に対する重力の影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov プロ歌手8人の仰臥位と直立位での歌唱中の呼吸運動を調査。結果、仰臥位では、胸部への重力に関連した呼息の促進作用を吸気の増加によって補い、体位に左右されない呼…

⑦吹奏楽奏者におけるSPVIの経鼻内視鏡検査:パイロット研究

管楽器奏者の「鼻抜け」、鼻咽腔閉鎖機能不全についての論文の紹介⑦「吹奏楽奏者におけるSPVIの経鼻内視鏡検査:パイロット研究」 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov SVPI(吹奏楽器演奏時の鼻咽腔閉鎖不全)の症状有り8例/症状無し5例の音楽家を比較。症状有り8例のう…

歌手の発声機能の知識レベル,声道の感覚運動の自己認識,及び発声機能の知識と声道の自己認識に対する機能的音声リハビリテーションの影響

『歌手の発声機能の知識レベル,声道の感覚運動の自己認識,及び発声機能の知識と声道の自己認識に対する機能的音声リハビリテーションの影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 歌手20人への機能的音声リハ(発声機能の知識を学習させ、その発声時の感覚を認識/制…

⑥吹奏楽奏者におけるSVPIの診断と管理に関するデルファイ調査

管楽器奏者の「鼻抜け」、鼻咽腔閉鎖機能不全についての論文の紹介⑥「吹奏楽奏者におけるSVPIの診断と管理に関するデルファイ調査」 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov SVPIのデルファイ法(専門家へのアンケート調査法)調査。SVPIの大きな原因は高い口腔内圧に長時間…

⑤学生トロンボーン奏者におけるSVPI

管楽器奏者の「鼻抜け」、鼻咽腔閉鎖機能不全についての論文の紹介⑤「学生トロンボーン奏者におけるSVPI」 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 学生トロンボーン奏者のSVPI(管楽器奏者の口蓋帆咽頭閉鎖不全症)有症状者6人/無症状者4人を調査。結果、奏者は演奏中の鼻腔…

クラシックと非クラシックの有名男性歌手における高音発声時の頭のポジションの違いの観察研究

『クラシックと非クラシックの有名男性歌手における高音発声時の頭のポジションの違いの観察研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 男性歌手(クラシック39人/非クラシック34人)の頭部ポジションを比較。殆どの非クラシック歌手は高音発声時に顔を上に向けたが、ク…

④木管楽器と金管楽器の学生奏者における口蓋帆咽頭閉鎖不全症の有病率

管楽器奏者の「鼻抜け」、鼻咽腔閉鎖機能不全についての論文の紹介④「木管楽器と金管楽器の学生奏者における口蓋帆咽頭閉鎖不全症の有病率」 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 木管/金管楽器専攻の学生77人のVPI有病率を調査。結果、44%がVPIを知っており、30%がVPI…

喉頭振動メカニズム:声区の概念の再検討

『喉頭振動メカニズム:声区の概念の再検討』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 喉頭メカニズムに応じたレジスターの分類。歴史的にこれまでに登場してきた様々なレジスター名を、学術的な分類であるM0〜M3に分けて一覧にしたもの。この表ではミックスボイスはM1とM2…

高いソプラノ声域での声門の挙動とホイッスルレジスターへの移行

『高いソプラノ声域での声門の挙動とホイッスルレジスターへの移行』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ソプラノ12人の高音域での低音→高音のグリッサンドを観察。M2頭声→M3ホイッスルボイスへの移行はD#5-D6で徐々に発生。任意のオーバーラップ(M2/M3どちらでも歌…

③吹奏楽器演奏時の口蓋帆咽頭閉鎖不全:有病率,治療,及び管理方法

管楽器奏者の「鼻抜け」、鼻咽腔閉鎖機能不全についての論文の紹介③「吹奏楽器演奏時の口蓋帆咽頭閉鎖不全:有病率,治療,及び管理方法」 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov SVPI(管楽器演奏時の鼻咽腔閉鎖不全)について、学生の金管/木管楽器奏者297人と形成外科医/…