huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

歌唱におけるperiod-doublingの発生:伝統的なサルデーニャのア・テノーレ歌唱におけるバッスのケース

『歌唱におけるperiod-doublingの発生:伝統的なサルデーニャのア・テノーレ歌唱におけるバッスのケース』 www.researchgate.net イタリアのサルデーニャのア・テノーレ(テノーレス)の低音の歌唱法について、そのバッス(バスパート)歌手と、バッス発声を…

ヒト喉頭の仮声帯筋の筋線維の量と空間配置

『ヒト喉頭の仮声帯筋の筋線維の量と空間配置』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 仮声帯筋について、29の喉頭標本を、3つの位置(仮声帯ひだの前部3分の1(L1),中間部(L2),後部3分の1(L3)の3つのレベル)の冠状断で解剖し組織学的分析を行った。 全ての標本の仮声帯…

高音のクラシック歌唱における音生成の生体力学

『高音のクラシック歌唱における音生成の生体力学』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 一部の研究者は、ヒトの高音の発声は、声帯振動によらない空力音だと主張している。この研究ではその「ホイッスルレジスター」の発声について、プロ女性歌手9人で調査した。 ヒト…

過緊張性発声障害における安静呼吸中の仮声帯機能亢進の定量化

『過緊張性発声障害における安静呼吸中の仮声帯機能亢進の定量化』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 仮声帯の曲率を測定し、安静呼吸中の仮声帯の姿勢(形状)が原発性過緊張性発声障害(pMTD)患者を識別できるという仮説を、pMTD患者30人と対照33人で検証した。 喉頭…

プロの歌手における音声振戦の珍しい病因

『プロの歌手における音声振戦の珍しい病因』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 音声振戦(声の震え)は、様々な病因(パーキンソン病,薬剤,本態性振戦など)を伴う神経疾患である。若いプロの女性歌手が突然音声振戦を発症し、アルバムのレコーディングが困難になった症…