huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人の錐体咽頭筋の観察

『日本人の錐体咽頭筋の観察』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 日本人の614の死体における調査で、錐体咽頭筋は8例(両側1例(0.3%),片側6例(1.9%))見つかった。茎突咽頭筋の過剰束であるこの筋の全てのケースは、側頭骨の錐体部に起始し、中咽頭収縮筋の外表面に…

茎突咽頭筋と上咽頭収縮筋の機能に関する解剖学的多様性

『茎突咽頭筋と上咽頭収縮筋の機能に関する解剖学的多様性』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 茎突咽頭筋と上咽頭収縮筋の解剖学的バリエーション(個人差)を、韓国の22の成人死体の左右44の標本で調査。 茎突咽頭筋は茎状突起の内側に起始し、咽頭の外側に向かっ…

甲状軟骨への口蓋咽頭筋付着の形態的特徴の評価

『甲状軟骨への口蓋咽頭筋付着の形態的特徴の評価』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 最近の臨床研究により、口蓋咽頭筋は喉頭の挙上に関与していることが証明された。この研究では甲状軟骨の口蓋咽頭筋付着部位とその特徴を、日本人の死体で解析した。 口蓋咽頭筋…

ヒトの声帯神経支配における咽頭神経叢の機能的役割

『ヒトの声帯神経支配における咽頭神経叢の機能的役割』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 咽頭神経叢が声帯の神経支配に関与しているかを、甲状腺手術を受けた患者79人の左右125の咽頭神経叢,上喉頭神経の外枝,反回神経への電気刺激を行い調査。 結果、咽頭神経叢へ…

エーラス・ダンロス症候群患者の喉頭症候学

『エーラス・ダンロス症候群患者の喉頭症候学』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 喉頭症状を訴える、歌手6人を含む9人のエーラス・ダンロス症候群(EDS)患者の症例報告。EDSは関節の過可動性,皮膚の過伸展性,関節脱臼を特徴とする遺伝性結合組織疾患である。 EDSの一…

オペラ歌手における呼吸問題および声と体の障害を伴う姿勢活動と発声に関する知識の関連性

『オペラ歌手における呼吸問題および声と体の障害を伴う姿勢活動と発声に関する知識の関連性』 pubmed.ncbi.nlm.nih.go オペラ歌手98人の、姿勢と声に関する知識の関連性、そして音声症状や肉体的な症状と姿勢制御の関連性を調査。 結果、歌唱中に姿勢に気を…

異なる歯骨格パターンにおける舌の体積の3次元評価-コーンビームCT研究

『異なる歯骨格パターンにおける舌の体積の3次元評価-コーンビームCT研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 顎顔面パターン(FMAに基づく3群:①平均成長群②垂直成長群③水平成長群)と舌の体積の相関を60人のCBCTデータで調査したところ、顎顔面パターンによる舌の体積…

声帯の結節と浮腫は振動誘発性の毛細血管圧上昇が原因の可能性がある

『声帯の結節と浮腫は振動誘発性の毛細血管圧上昇が原因の可能性がある』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 声帯の血管内圧と声帯の振動数及び振幅との関係を調査。話声発声中に声帯血管内圧は20cmH2Oを超える可能性があり、叫び声や歌声の発声時にはそれよりはるか…

オペラ歌手の骨盤底の状態.経会陰超音波を用いたパイロット研究

『オペラ歌手の骨盤底の状態.経会陰超音波を用いたパイロット研究 』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 女性オペラ歌手10人の骨盤底筋について、仰臥位での安静時と収縮時、及び立位での安静時と歌唱時の状態を、経会陰超音波法で調査。結果、歌手は自発的な骨盤底…

高速イメージング,音響スペクトル,逆フィルタリングを用いたモンゴルの「喉歌」の音源特性の研究

『高速イメージング,音響スペクトル,逆フィルタリングを用いたモンゴルの「喉歌」の音源特性の研究』pubmed.ncbi.nlm.nih.gov カルグラーの音源を、ある男性歌手のモーダル発声(地声)とカルグラーの交互の発声で研究した。声帯はどちらの歌唱モードでも同…

病的肥満の女性における基本周波数,最長発声持続時間,声の不満

『病的肥満の女性における基本周波数,最長発声持続時間,声の不満』https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24676298/ 肥満患者は声道に異常な脂肪沈着があり、声の生成が妨げられる可能性がある。この研究では病的肥満の女性44人と対照健常群30人の基本周波数,最…

音楽家の関節過可動性の利点と欠点

『音楽家の関節過可動性の利点と欠点』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 音楽家660人(女性300人,男性360人)の関節の過可動性について調査。反復運動を必要とする楽器を演奏する音楽家にとって、手首や肘などの関節の過可動性は財産である可能性があるが、膝や脊椎な…