『オペラ歌手の骨盤底の状態.経会陰超音波を用いたパイロット研究 』
女性オペラ歌手10人の骨盤底筋について、仰臥位での安静時と収縮時、及び立位での安静時と歌唱時の状態を、経会陰超音波法で調査。結果、歌手は自発的な骨盤底筋の収縮が良好で、歌唱中に適度な収縮を示した。
levator hiatus(恥骨と恥骨直腸筋で囲まれた部分)前後径は、仰臥位安静時から、仰臥位収縮時に15mm,立位安静時に6mm,立位歌唱時に9mmに短縮した。
歌唱中に膀胱頸部は有意ではないが3mmの低下を示した。
安静時から収縮時までのlevator hiatus前後径の平均比例変化は24.2%(中〜強程度の収縮)、安静時から歌唱時までは15%(弱〜中程度の収縮)だった。
levator hiatus前後径は仰臥位と比べて立位で有意に短縮し、歌唱中に更に短縮されたことから、オペラ歌手は歌唱中に骨盤底を収縮させていることが確認された。
参加者:25〜54歳の、経産婦と未産婦をランダムに含む、クラシックのプロ女性歌手10人
画像キャプションの用語:
SP=恥骨結合
PR=恥骨直腸筋
U=尿道
UB=膀胱
R=直腸
元ツイート:
オペラ歌手の骨盤底の状態.経会陰超音波を用いたパイロット研究 https://t.co/3eGV3nVez2
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2024年2月7日
女性オペラ歌手10人の骨盤底筋について、仰臥位での安静時と収縮時、及び立位での安静時と歌唱時の状態を、経会陰超音波法で調査。結果、歌手は自発的な骨盤底筋の収縮が良好で、歌唱中に適度な収縮を示した。 pic.twitter.com/RBDmkdr5IH
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