huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

2024-01-01から1年間の記事一覧

舞台俳優と発声訓練を受けていない対照者の声門上活動とスペクトル傾斜の比較

『舞台俳優と発声訓練を受けていない対照者の声門上活動とスペクトル傾斜の比較』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 発声訓練経験のある舞台俳優10人と経験のない対照群10人の声門上の活動を比較。 発声課題中に舞台俳優は喉頭と咽頭のより高い活動を示した。これは…

合唱の声の音響的及び知覚的尺度に対する身体的及び発声による3つのウォームアップ方法の効果:若い集団における再現性研究

『合唱の声の音響的及び知覚的尺度に対する身体的及び発声による3つのウォームアップ方法の効果:若い集団における再現性研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 同じ研究者の同様の研究( https://huuchi.hatenablog.com/entry/2024/05/22/193931 )の再現を、より…

合唱の声の音響的及び知覚的尺度に対する身体的及び発声による3つのウォームアップ方法の効果

『合唱の声の音響的及び知覚的尺度に対する身体的及び発声による3つのウォームアップ方法の効果』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 声のためのウォームアップ3種(①発声のみ②運動のみ③運動&発声)の効果を3つの大学の合唱団で調査。ウォームアップ後、各合唱団が民謡…

演劇学校における発声トレーニングが生徒の声に与える影響

『演劇学校における発声トレーニングが生徒の声に与える影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 少ない労力でより大きな声を出したりスタミナを得ることを主目的とした発声トレーニングの効果を、大学院の演劇学科の1年生14人で調査。結果、発声トレーニングによる…

歌のウォーミングアップにおける上気道の体温調節

『歌のウォーミングアップにおける上気道の体温調節』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 歌のウォーミングアップによる上気道の体温変化を10人の歌手で調査。結果、ウォーミングアップ前と比べ、後では上気道の温度が有意に上昇(≧0.5度)した。 参加者は、十分にウォ…

女性喉頭に対するアンドロゲン療法の影響の定量化

『女性喉頭に対するアンドロゲン療法の影響の定量化 』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 女性から男性への性別適合を行っているトランス男性のセミプロ歌手に対するアンドロゲン療法の影響を調査。 平均F0は治療前228.45Hz(140.25Hz〜430.64Hz)から治療3〜4ヵ月で11…

音響計測とシミュレーションによる鼻腔・副鼻腔の音響解析

『音響計測とシミュレーションによる鼻腔・副鼻腔の音響解析』https://www.konan-u.ac.jp/hp/kitlab/pub/sci19.pdf “鼻腔には上顎洞,前頭洞,蝶形骨洞,篩骨洞という副鼻腔が接続されており(図1参照)、鼻腔と相互作用して複雑な音響特性を生み出す” “鼻…

乳がんの外科的介入治療後のプロの歌声の自己報告された変化:女性プロ歌手を対象としたパイロット調査研究

『乳がんの外科的介入治療後のプロの歌声の自己報告された変化:女性プロ歌手を対象としたパイロット調査研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 乳がんの手術や関連した治療が歌声に与えた主観的な影響を女性プロ歌手56人で調査。 ⚠️以下の内容には、乳がん患者の…

音声治療におけるオペラの声質によるエクササイズの役割を探る

『音声治療におけるオペラの声質によるエクササイズの役割を探る』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov オペラ発声が声のピッチ,強さ,質,発声能力に与える影響を、実験群(声の健康教育とオペラ発声を用いたエクササイズを実施)31人と対照群(声の健康教育のみ実施)31人…

ヒト声帯筋における組織化学的および形態計測学的な加齢変化

『ヒト声帯筋における組織化学的および形態計測学的な加齢変化』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 46〜87歳の成人43人の甲状披裂筋と後輪状披裂筋の加齢変化を標本で調査。 甲状披裂筋の筋繊維の平均直径は、I型線維(遅筋)38.46ミクロン、II型繊維(速筋)は39.68ミク…

喉頭と咽頭の解剖学:マルチスライスCTによって明らかにされた年齢,性別,身長の影響

『喉頭と咽頭の解剖学:マルチスライスCTによって明らかにされた年齢,性別,身長の影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 320-ADCTによる3D画像を使用し、成人54人(男性30人,女性24人)の咽頭と喉頭を測定し、性別,年齢,身長の影響を分析。 計測されたすべての長さ…

DSV-SOVTEが音声症状のある被験者の客観的および主観的効果に及ぼす影響

『DSV-SOVTEが音声症状のある被験者の客観的および主観的効果に及ぼす影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 二重振動源によるSOVTE4種(①water resistance②舌トリル③リップトリル④ラズベリー(舌と唇のトリル))の効果を、音声症状のある84人を4群に割り当てて調査…

歌手の発声の機能と機能不全に対する関心と知識レベル:調査結果

『歌手の発声の機能と機能不全に対する関心と知識レベル:調査結果』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 発声の機能と機能不全に関する関心と知識レベルを、プロ歌手,合唱指揮者,歌唱指導者を含む歌手129人で調査。 プロ歌手は、音声解剖学,音声生理学,声の衛生,機能…

咽喉頭逆流症と音声障害:病因と病態生理学の多因子モデル

『咽喉頭逆流症と音声障害:病因と病態生理学の多因子モデル』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 咽喉頭逆流症(LPRD)に関連した嗄声の病因及び病態を47の研究で分析。LPRDは声帯の振動縁の粘膜にマクロ/ミクロな組織病理学的変化を引き起こしていた。 多くの研究で、…

ボイスクリニックと歌唱指導者の間の相互作用:英国のボイスクリニックへの英国音声協会のアンケートに関する報告

『ボイスクリニックと歌唱指導者の間の相互作用:英国のボイスクリニックへの英国音声協会のアンケートに関する報告』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ボイスクリニックと歌唱指導者の相互作用の範囲と質を調査。イギリスのNHSの全103のボイスクリニックにアンケー…

歌手の喉頭ジストニア―歌唱者の痙攣性発声障害―

『歌手の喉頭ジストニア―歌唱者の痙攣性発声障害―』 www.jstage.jst.go.jp 「歌手の喉頭ジストニア」のケーススタディ。 “歌唱を職業とする者に,歌唱時においてのみ見られる痙攣性発声障害を「歌手の喉頭ジストニア(singer’s laryngeal dystonia)」と名づけ…

音楽家の顎関節症,首と肩の痛み,頭痛

『音楽家の顎関節症,首と肩の痛み,頭痛』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 顎関節症,首と肩の痛み,頭痛について音楽家1,470人にアンケート調査。全音楽家の18.3%が顎関節痛、52.5%が首肩の痛み、42.5%が頭痛をそれぞれ持っていた。 顎関節の痛みは木管楽器演奏に…

喉頭ジストニア,ジストニア振戦,および音声振戦:3つの異なる実体

『喉頭ジストニア,ジストニア振戦,および音声振戦:3つの異なる実体』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 喉頭ジストニア(LD)患者50人,ジストニア振戦(DT)患者23人,音声振戦(VT)患者14人の人口統計学的及び臨床的特徴を比較調査。診断時の年齢はLD患者が有意に低く(…

局所アドレナリンによる鼻腔容積の増加が声に及ぼす影響

『局所アドレナリンによる鼻腔容積の増加が声に及ぼす影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov アドレナリンスプレーを噴霧して鼻粘膜を収縮させ鼻腔容積を拡大した前後の声を比較した。結果、アドレナリンスプレーは特に4500〜6000Hzの高周波帯域に影響を与え、知覚…

小児発声障害:いつ受診すべきか

『小児発声障害:いつ受診すべきか』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 音声クリニックを受診した小児患者459人を分析。男児が272人(59.3%),女児が187人(40.7%)だった。初回来院時の平均年齢は8.6歳(2〜18歳)で、男児は女児より幼い年齢で発症する可能性が高かった。…

声の健康に関するTikTokのコンテンツの品質,信頼性,正確性の評価

『声の健康に関するTikTokのコンテンツの品質,信頼性,正確性の評価』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov TikTok上の声の健康に関わる146の動画を評価。結果、殆どの動画は品質や信頼性が低く、正確性も中程度だった。 動画の人気度は品質,信頼性,正確性と無相関か負…

伝統/アコースティック音楽プロジェクト:声に必要なものと声の健康に関する研究

『伝統/アコースティック音楽プロジェクト:声に必要なものと声の健康に関する研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 伝統(アコースティック)音楽の歌手に対し、テネシー大学のこのプロジェクトは、声の健康維持のために必要な情報や支援を提供することを目的とし…

ブロードウェイの舞台裏:人口統計研究

『ブロードウェイの舞台裏:人口統計研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ブロードウェイミュージカルの出演者135人の人口統計と発声習慣を調査。25%以上が声帯損傷の診断を受けていたが、音声の問題が原因で欠勤した日数は比較的少なかった(1.7〜4.7日/年)。 ア…

メッサ・ディ・ヴォーチェ中の音圧レベルによる声道の寸法の動的変化

『メッサ・ディ・ヴォーチェ中の音圧レベルによる声道の寸法の動的変化』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov プロ歌手12人のメッサ・ディ・ヴォーチェ中のSPLの変化に伴う声道寸法の動的変化を、2D rMRIと音声録音によって分析した。 結果、SPLと、口唇の開き,顎の開…

ブロードウェイの女性のベルトの声の進化:教師と歌手への影響

『ブロードウェイの女性のベルトの声の進化:教師と歌手への影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov この研究はミュージカル女性歌手の、従来より高音域のベルト発声を、指導し発声させるための戦略を理解することを目的としている。 ブロードウェイミュージカルに…

音声外傷歴のある歌手:治療結果と発声機能に関する調査研究

『音声外傷歴のある歌手:治療結果と発声機能に関する調査研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 音声外傷罹患歴のあるミュージカル,クラシック,ポピュラーなど様々なジャンルの歌手151人の症状や治療などについて調査。最も多い症状は声域の減少,歌声の質の変化,…

声の衛生教育プログラムは良性声帯病変に対する外科的介入を減らす:ランダム化比較試験

『声の衛生教育プログラムは良性声帯病変に対する外科的介入を減らす:ランダム化比較試験』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 良性声帯病変(声帯ポリープ/結節)の患者200人に対する声の衛生教育プログラムによる変化を介入群と対照群で比較調査。介入群の病変消失率…

高齢合唱団員のSVHIの分析

“高齢合唱団員のSVHIの分析” pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 高齢の合唱団員110人のSinging Voice Handicap Indexを分析し、日常の習慣や健康状態などとの関連を検証。結果、「高い声が出せない」「歌うと喉が乾く」の項目のスコアが最も高かった。 SVHIスコアの中…

アマチュア合唱団歌手ー声の健康は重要か?

『アマチュア合唱団歌手ー声の健康は重要か?』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov アマチュア合唱歌手の歌に関わる習慣や健康状態などを調査。殆どの合唱団ではウォームアップは行っていたが、クールダウンを行う合唱団は殆ど無かった。合唱団のウォームアップに参加…

1時間の演奏後のゴスペルシンガーの声への即時の影響に関する自己認識

『1時間の演奏後のゴスペルシンガーの声への即時の影響に関する自己認識』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 声への不満の有無が、ゴスペルシンガーがパフォーマンスを1時間行った後の声に与える影響を歌手43人で調査。声の不満アリ群(11人)はEASEで嗄声を報告し、VH…