『喉頭緊張疲労症候群の患者における声帯振動中の粘液層の喉頭ビデオストロボ検査』
喉頭緊張疲労症候群患者の声帯の粘液層を検査したところ、振動中に不均一な粘液表面が観察された。この音声障害がある研究参加者は、ない参加者と比べ、不均一な粘液層の発生が有意に多かった。
不均一な粘液表面は、喉頭緊張疲労症候群患者の83%、音声障害の無い対照群の18.5%で見られた。
粘液粘度の増加,粘液凝集,声帯表面の粗面化により、声帯カバー(粘膜層)の振動に寄与する機械的特性が変化し、喉頭緊張疲労症候群の症状が悪化すると考えられた。
研究参加者:声帯に気質的病変の無い喉頭緊張疲労症候群患者301人(男性68人,女性233人)、音声障害の症状の無い対照群(男性9人,女性18人)
尚、喉頭緊張疲労症候群患者にはプロ歌手25人が含まれている。
laryngeal tension-fatigue syndrome=喉頭緊張疲労症候群?(正式な訳語不明):声の乱用や誤用による慢性の機能性発声障害。vocal hyperfunctionやmuscular tension dysphonia(MTD 過緊張性発声障害)に類似。
元ツイート:
喉頭緊張疲労症候群の患者における声帯振動中の粘液層の喉頭ビデオストロボ検査 https://t.co/rerVcJX6RZ
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2024年9月16日
喉頭緊張疲労症候群患者の声帯の粘液層を検査したところ、振動中に不均一な粘液表面が観察された。この音声障害がある研究参加者は、ない参加者と比べ、不均一な粘液層の発生が有意に多かった。 pic.twitter.com/rqlrz35FOG
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