huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒト声帯筋における組織化学的および形態計測学的な加齢変化

『ヒト声帯筋における組織化学的および形態計測学的な加齢変化』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 46〜87歳の成人43人の甲状披裂筋と後輪状披裂筋の加齢変化を標本で調査。 甲状披裂筋の筋繊維の平均直径は、I型線維(遅筋)38.46ミクロン、II型繊維(速筋)は39.68ミク…

喉頭と咽頭の解剖学:マルチスライスCTによって明らかにされた年齢,性別,身長の影響

『喉頭と咽頭の解剖学:マルチスライスCTによって明らかにされた年齢,性別,身長の影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 320-ADCTによる3D画像を使用し、成人54人(男性30人,女性24人)の咽頭と喉頭を測定し、性別,年齢,身長の影響を分析。 計測されたすべての長さ…

DSV-SOVTEが音声症状のある被験者の客観的および主観的効果に及ぼす影響

『DSV-SOVTEが音声症状のある被験者の客観的および主観的効果に及ぼす影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 二重振動源によるSOVTE4種(①water resistance②舌トリル③リップトリル④ラズベリー(舌と唇のトリル))の効果を、音声症状のある84人を4群に割り当てて調査…

歌手の発声の機能と機能不全に対する関心と知識レベル:調査結果

『歌手の発声の機能と機能不全に対する関心と知識レベル:調査結果』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 発声の機能と機能不全に関する関心と知識レベルを、プロ歌手,合唱指揮者,歌唱指導者を含む歌手129人で調査。 プロ歌手は、音声解剖学,音声生理学,声の衛生,機能…

咽喉頭逆流症と音声障害:病因と病態生理学の多因子モデル

『咽喉頭逆流症と音声障害:病因と病態生理学の多因子モデル』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 咽喉頭逆流症(LPRD)に関連した嗄声の病因及び病態を47の研究で分析。LPRDは声帯の振動縁の粘膜にマクロ/ミクロな組織病理学的変化を引き起こしていた。 多くの研究で、…

ボイスクリニックと歌唱指導者の間の相互作用:英国のボイスクリニックへの英国音声協会のアンケートに関する報告

『ボイスクリニックと歌唱指導者の間の相互作用:英国のボイスクリニックへの英国音声協会のアンケートに関する報告』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov ボイスクリニックと歌唱指導者の相互作用の範囲と質を調査。イギリスのNHSの全103のボイスクリニックにアンケー…

歌手の喉頭ジストニア―歌唱者の痙攣性発声障害―

『歌手の喉頭ジストニア―歌唱者の痙攣性発声障害―』 www.jstage.jst.go.jp 「歌手の喉頭ジストニア」のケーススタディ。 “歌唱を職業とする者に,歌唱時においてのみ見られる痙攣性発声障害を「歌手の喉頭ジストニア(singer’s laryngeal dystonia)」と名づけ…

音楽家の顎関節症,首と肩の痛み,頭痛

『音楽家の顎関節症,首と肩の痛み,頭痛』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 顎関節症,首と肩の痛み,頭痛について音楽家1,470人にアンケート調査。全音楽家の18.3%が顎関節痛、52.5%が首肩の痛み、42.5%が頭痛をそれぞれ持っていた。 顎関節の痛みは木管楽器演奏に…

喉頭ジストニア,ジストニア振戦,および音声振戦:3つの異なる実体

『喉頭ジストニア,ジストニア振戦,および音声振戦:3つの異なる実体』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 喉頭ジストニア(LD)患者50人,ジストニア振戦(DT)患者23人,音声振戦(VT)患者14人の人口統計学的及び臨床的特徴を比較調査。診断時の年齢はLD患者が有意に低く(…

局所アドレナリンによる鼻腔容積の増加が声に及ぼす影響

『局所アドレナリンによる鼻腔容積の増加が声に及ぼす影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov アドレナリンスプレーを噴霧して鼻粘膜を収縮させ鼻腔容積を拡大した前後の声を比較した。結果、アドレナリンスプレーは特に4500〜6000Hzの高周波帯域に影響を与え、知覚…

小児発声障害:いつ受診すべきか

『小児発声障害:いつ受診すべきか』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 音声クリニックを受診した小児患者459人を分析。男児が272人(59.3%),女児が187人(40.7%)だった。初回来院時の平均年齢は8.6歳(2〜18歳)で、男児は女児より幼い年齢で発症する可能性が高かった。…