huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

努力性ピッチグライド:dynamic MRIによって評価される発展性のある新しい運動

『努力性ピッチグライド:dynamic MRIによって評価される発展性のある新しい運動 』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 努力性ピッチグライド(EPG)と嚥下の動きを比較したところほぼ差が無く、EPGは複数の重要な嚥下筋、特に喉頭挙上及び咽頭短縮を行う咽頭挙筋群を標…

喉頭学ではサイズは重要か?身長と喉頭形態計測の関係

『喉頭学ではサイズは重要か?身長と喉頭形態計測の関係』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 喉頭枠組み手術に重要な、身長と喉頭形態の関係を178の死体の喉頭で調査。身長と、甲状軟骨の高さ及び幅,声帯長,前交連の垂直位置から甲状軟骨下縁までの距離に正の相関が…

性ホルモンと女性の声

『性ホルモンと女性の声』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov レビュー論文。月経前音声症候群は、音声疲労,声域の狭小化,声の強さの低下,特定の倍音の喪失を特徴としている。この症候群は女性の約33%で起こり、月経の約4〜5日前に始まる。歌の専門家はこの症候群に特…

筋緊張発声障害に対する喉頭マッサージの効果:系統的レビューとメタ分析

『筋緊張発声障害に対する喉頭マッサージの効果:系統的レビューとメタ分析』 https://researchgate.net/publication/354251793_Effects_of_Laryngeal_Massage_on_Muscle_Tension_Dysphonia_A_Systematic_Review_and_Meta-Analysis 筋緊張性発声障害(MTD)に…

筋緊張性発声障害における徒手療法の応用

『筋緊張性発声障害における徒手療法の応用』 https://researchgate.net/publication/356810159_Application_of_manual_therapy_in_muscle_tensional_dysphonia レビュー論文。筋緊張性発声障害(MTD)に対する徒手的療法の効果を調査。結果、より広範な徒手治…

ソプラノ歌手4人の持続的なビブラート中の喉頭上の筋活動:表面筋電図所見

『ソプラノ歌手4人の持続的なビブラート中の喉頭上の筋活動:表面筋電図所見』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 歌手4人のビブラート発声時の前舌骨上筋(ASH),外喉頭筋(ELAR),咬筋(MAS),口腔周囲筋(PER)の活動をEGGで調査。結果、ASHとELARはビブラート時に活動して…

声帯ポリープの治療:唇と舌のトリル

『声帯ポリープの治療:唇と舌のトリル』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 声帯ポリープ患者10人を治療群/対照群に分け、唇と舌のトリルを用いた音声療法の治療への有効性を調査。結果、治療を行なった患者5人のうち3人に効果があり、4人では手術が回避された。 治…

身体動作の意図的な抑制は,WCPにおいてSPLレンジを減少させることなく全体的なSPLを減少させる可能性がある

『身体動作の意図的な抑制は,WCPにおいてSPLレンジを減少させることなく全体的なSPLを減少させる可能性がある』 https://semanticscholar.org/paper/Voluntary-Restraint-of-Body-Movement-Potentially-in-Turner-Kenny/430b169f52e04f5c54ca7fa1e96e5e6e33…

WCP歌唱における音圧レベルと自発的な身体動作の関係

『WCP歌唱における音圧レベルと自発的な身体動作の関係』https://semanticscholar.org/paper/THE-RELATIONSHIP-BETWEEN-SOUND-PRESSURE-LEVEL-AND-Turner-Kenny/65265d16882123158c94b18bcc9d1785943e518e R&B/ソウルの曲を歌う歌手6人の音圧レベルと身体動…

ミックスレジスタ,チェストレジスタ,ファルセットレジスタの違い:マルチパラメトリック研究

『ミックスレジスタ,チェストレジスタ,ファルセットレジスタの違い:マルチパラメトリック研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov チェスト,ミックス,ファルセットの発声メカニズムを歌手12人で調査。結果、ミックスにはチェストやファルセットとは区別できる、独…

25人の健康な歌手における持続的な発声のための腹筋動員の調査

『25人の健康な歌手における持続的な発声のための腹筋動員の調査』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 3つの声質(地声,オペラ,ベルト)発声時の腹横筋と内腹斜筋を25人のプロ歌手で調査。結果、収縮時の筋厚の絶対値は内腹斜筋が厚かったが、発声中の変化率は腹横筋の…

高音と低音を生成しながら大音量のトゥワングのような声で歌う際の声道について

『高音と低音を生成しながら大音量のトゥワングのような声で歌う際の声道について』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 大声+高音または低音のトゥワング発声時の声道をCCM(ポピュラー音楽)のセミプロ男性歌手で調査。 トゥワングの発声は高音低音共に、声道のメガ…

男性と女性の下咽頭の形態的特徴:MRIに基づく研究

『男性と女性の下咽頭の形態的特徴:MRIに基づく研究』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 下咽頭腔ー喉頭腔ー梨状窩の形態的特徴を男性3人,女性4人で調査。梨状窩は左右非対称で右側がより長く幅広だった。女性はより喉頭腔と梨状窩が小さかった。ア母音と比べイ母音…

合唱および非合唱データに基づく,発声的に健康な成人および子供の歌声および話声の特徴に対するヴォーカルトレーニングの影響

『合唱および非合唱データに基づく,発声的に健康な成人および子供の歌声および話声の特徴に対するヴォーカルトレーニングの影響』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 発声能力へのボイトレの効果を調査。結果、ボイトレ経験のある成人と子供は、性別を問わず、声域,…