huuchiの音楽論文案内

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努力性ピッチグライド:dynamic MRIによって評価される発展性のある新しい運動

 

『努力性ピッチグライド:dynamic MRIによって評価される発展性のある新しい運動 』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

努力性ピッチグライド(EPG)と嚥下の動きを比較したところほぼ差が無く、EPGは複数の重要な嚥下筋、特に喉頭挙上及び咽頭短縮を行う咽頭挙筋群を標的とする効果的な運動である可能性が示唆された。


測定された解剖学的ランドマーク9箇所のうち舌骨前上端(可動域がより大)を除いた全てで、EPGと嚥下には可動域に差がないことが示された。


測定された解剖学的ランドマーク:下顎骨(下オトガイ棘),硬口蓋の後端,環椎の前結節,C2及びC4の前下端,舌骨の前上端,声帯の前交連,声帯の後部付着部,上食道括約筋に近い下咽頭の気管の最も下部の点


参加者:健康な若い成人11人(男性6人,女性5人 平均年齢25歳)
測定は座位と仰臥位で、反復嚥下課題とEPG課題(モーダルからスタートし最高ピッチまでグライド(グリッサンド)で発声)を行った。


努力性ピッチグライド=EPG=effortful pitch glide=ピッチグライドと咽頭狭窄を組み合わせた運動
*「effortful pitch glide」で動画検索すると視聴できます。

 

*「tubercle of atlas」を「環椎の前結節」と訳したことについて:
本文中には前結節か後結節かのテキストでの記載は無いものの、図示された計測点は前結節であると思われるため(図の3)、紹介文にはそのように記しました。
Anterior tubercle of atlas=環椎の前結節
Posterior tubercle of atlas=環椎の後結節

 

 

元ツイート:

 

 

この記事及び元ツイートは論文(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから元の論文を参照してください。