huuchiの音楽論文案内

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エーラス・ダンロス症候群患者の喉頭症候学

 

『エーラス・ダンロス症候群患者の喉頭症候学』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

喉頭症状を訴える、歌手6人を含む9人のエーラス・ダンロス症候群(EDS)患者の症例報告。EDSは関節の過可動性,皮膚の過伸展性,関節脱臼を特徴とする遺伝性結合組織疾患である。


EDSの一般的な合併症として、体位性頻脈症候,線維筋痛症,過敏性腸症候群,胃食道逆流症及び喉頭咽頭逆流症などがある。
また、稀に嗄声,音声障害,嚥下障害などを呈することがある。


この研究の参加者においては、8人の患者に音声障害(嗄声及び発声の緊張)があり、そのうち3人には声帯の両側に腫れがあり、1人には声帯浮腫があった。これらの患者は全てプロのボイスユーザーだった。その他の患者4人は筋緊張性発声障害と診断された。


EDS患者は、喉頭科クリニックで非EDSの他の患者と非常によく似た症状を示す可能性がある。
EDSの喉頭症状の病態生理はまだ完全に説明されてはいないが、コラーゲンの異常による声帯損傷,声帯の調整や可動性の欠如,輪状披裂関節の稼動性の低下,舌骨喉頭複合体の過可動性などがあると考えられている。


参加者:喉頭症状のため受診したエーラス・ダンロス症候群患者9人。発症時の平均年齢は33歳(22~50歳)。

 


元ツイート:

 

 

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