茎突咽頭筋と上咽頭収縮筋の解剖学的バリエーション(個人差)を、韓国の22の成人死体の左右44の標本で調査。
茎突咽頭筋は茎状突起の内側に起始し、咽頭の外側に向かって下降し、上部繊維は上咽頭収縮筋と混ざり合っていた。下部繊維は上咽頭収縮筋と中咽頭収縮筋の間を通過し、口蓋咽頭筋と共に咽頭の後壁に停止した。
茎突咽頭筋の過剰束が全体の18.2%(8/44)で見つかり、2つのタイプに分類できた。
過剰束が中咽頭収縮筋と上咽頭収縮筋の間を通過するタイプA:9.1%(4/44)
過剰束が咽頭縫線に挿入されたタイプB:9.1%(4/44)
咽頭部の挙筋として発生することのある錐体咽頭筋は、25.0%(11/44)に存在した。殆どの場合、この筋は非常に薄く小さく、上咽頭収縮筋と結合していた。
横方向に走行し上咽頭収縮筋と結合する茎突咽頭筋のバリエーションは、全体の2.3%(5/44)に認められた。
縦方向に走行し対側の咽頭収縮筋と結合する上咽頭収縮筋のバリエーションは11.4%(5/44)に認められた。
様々な筋束は、その形態に応じて咽頭の動きにおいて独自の役割を果たすと考えられる。
petropharyngeus muscle(musculus petropharyngeus)=petropharyngeal muscle=錐体咽頭筋:側頭骨の錐体部に起始し、咽頭へ付着する
accessory bundle=過剰束(過剰な筋束)
元ツイート:
茎突咽頭筋と上咽頭収縮筋の機能に関する解剖学的多様性 https://t.co/aO6adGBHTf
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2024年2月23日
茎突咽頭筋と上咽頭収縮筋の解剖学的バリエーション(個人差)を、韓国の22の成人死体の左右44の標本で調査。 pic.twitter.com/0quCP1nKFP
この記事及び元ツイートは論文(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから元の論文を参照してください。