『嚥下障害のある頭頸部がん患者における嚥下介入としての治療的歌唱』
頭頸部がん患者の治療的歌唱による介入群15人と対照群13人を比較。介入群のL-DDKは対照群に比べ有意に増加、嚥下機能はVDSとDIGESTで有意な改善。特に、喉頭挙上,咽頭通過時間,誤嚥などに改善が見られた。
介入群は週に3回4週間の治療的歌唱を行なった。
声帯や喉頭などの動きの改善が必要な頭頸部がん患者にとって、それを実現するための方法として、治療的歌唱が適切であることが示唆された。
L-DDK=laryngeal diadochokinesis=喉頭ディアドコキネシス:オーラル・ディアドコキネシスの喉頭版。特定の音を可能な限り速く連続して発声させ、その速度や正確性や規則性などを評価する。
LDDKについて>
Laryngeal Diadochokinesis Across the Adult Lifespan
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31076138/
VDS=videofluoroscopic dysphagia scale
DIGEST=dynamic imaging grade of swallowing toxicity
DIGESTについて>
Dynamic Imaging Grade of Swallowing Toxicity (DIGEST): Scale development and validation
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27564246/
oral diadochokinesis
https://www.quint-j.co.jp/web/keyword/keyword.php?no=39668
“口腔機能(特に口唇、舌)の巧緻性および速度を評価する方法”“「パ」「タ」「カ」の単音節をそれぞれ10秒間ずつにできるだけ早く繰り返し発音させて、1秒あたりの発音回数を測定”“正常値は、「パ」が6.4回/秒、「タ」が6.1回/秒、「カ」が5.7秒”
元ツイート:
嚥下障害のある頭頸部がん患者における嚥下介入としての治療的歌唱 https://t.co/dcbgsbPl9A
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2023年2月10日
頭頸部がん患者の治療的歌唱による介入群15人と対照群13人を比較。介入群のL-DDKは対照群に比べ有意に増加、嚥下機能はVDSとDIGESTで有意な改善。特に、喉頭挙上,咽頭通過時間,誤嚥などに改善が見られた。 pic.twitter.com/ww5jWGEZAP
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