『金管楽器奏者と歌手における呼吸筋トレーニングがピッチレンジと音の持続時間に及ぼす影響』
呼吸筋トレーニング(RMT)が金管楽器の発音や歌の発声に与える影響を音楽家30人で調査。4週間のRMT後、歌手は声域の最高音はより高く,最低音はより低くなり、発声持続時間が増加した。
金管楽器奏者は音域の最高音をより高く出せるようになり、低音持続時間が増加した。
歌手,奏者共に、調査された肺機能検査値及び呼吸筋力の測定値において、FEV1/FVC以外の全項目(FVC,FEV1,MVV,PEFmax,MIP,MEP)で有意な増加が見られた。
呼吸筋トレーニングには、イギリス発のトレーニングデバイス「パワーブリーズ(POWERbreathe)」が使用された。RMTは呼吸運動を1日に60回(30回x昼と夜の計2回)、週に5日、4週間行われた。
参加者:健常な歌手20人(実験群10人,対照群10人)、健常な金管楽器奏者(実験群5人,対照群5人)
歌手の声種はソプラノ,テナー,バリトン,バス。金管楽器はホルン,トロンボーン,トランペット。
測定された項目:
FVC=force vital capacity=努力肺活量
FEV1=forced expiratory volume in the first second=1秒量
FEV1/FVC=1秒率
MVV=maximum voluntary ventilation=最大換気量
PEFmax=peak expiratory flow max=最大呼気流量の最大値
MIP=maximal inspiratory pressure=最大吸気圧
MEP=maximal expiratory pressure=最大呼気圧
元ツイート:
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— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2023年6月26日
呼吸筋トレーニング(RMT)が金管楽器の発音や歌の発声に与える影響を音楽家30人で調査。4週間のRMT後、歌手は声域の最高音はより高く,最低音はより低くなり、発声持続時間が増加した。 pic.twitter.com/dbvNjcr9Ny
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