『年齢に応じた真声帯の成長の評価』
年齢に伴う声帯の長さの変化を評価するため、生後1ヶ月〜20歳までの205人(女性87人,男性118人)の声帯全長(TVFL),膜様部声帯長(MVFL),軟骨部声帯長(CVFL)を測定し膜様部対軟骨部(M/C)比を計算した。
1歳未満の小児の平均MVFLは、女性4.4mm,男性4.9mm。
17歳時点の平均MVFLは、女性12.3mm,男性14.0mm。
1歳未満の小児の平均CVFLは、女性2.8mm,男性3.0mm。
17歳時点の平均CVFLは、女性7.5mm,男性8.8mm。
1年間に、TVFLは0.7mm、MVFLは0.5mm、CVFLは0.2mm、それぞれ長くなっていた。
M/C比は年齢が大きくなっても有意には変化しなかった。
M/C比に変化がないことは先行研究とは異なるが、これはおそらく生体と死体の測定による違いと考えられる。
声帯長が先行研究と異なる理由について、この研究での測定は全身麻酔下で行われたが、全身麻酔下の成人では声帯が伸びることが分かっており、小児についても声帯が伸びた状態での測定となった可能性がある。
この研究は、年齢に応じた声帯の長さの変化を調査したものとして、これまでで最大規模の小児縦断研究である。
元ツイート:
年齢に応じた真声帯の成長の評価 https://t.co/NBpXZfa18O
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2023年10月11日
年齢に伴う声帯の長さの変化を評価するため、生後1ヶ月〜20歳までの205人(女性87人,男性118人)の声帯全長(TVFL),膜様部声帯長(MVFL),軟骨部声帯長(CVFL)を測定し膜様部対軟骨部(M/C)比を計算した。 pic.twitter.com/T6LKNYuhTm
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