『ヒト仮声帯ー抗菌防御機構の分析』
病原因子に対する防御機構との関係における仮声帯の構造の分析を、34の屍体の仮声帯で行なった。
仮声帯の混合腺は上皮細胞と杯細胞と共に複雑な粘液の層を合成。全例で、この層にはN-アセチルグルコサミン、N-アセチルガラクトサミン、ガラクトース、マンノース、フコース、シアル酸等の糖が含まれていた。また、ラクトフェリン、リゾチーム、α及びβディフェンシンなどの抗菌ペプチドも見られた。
仮声帯の形質細胞により生成されるIgAは、分泌産物に頻繁に含まれている。合成されたムチン、抗菌ペプチド、免疫グロブリンは、主に声帯に分泌される特殊な保護物質を形成する。仮声帯からの粘液の層は、声帯を潤滑するように機能し、発声にプラスとなる機能的結果を齎している。
更に、免疫担当細胞と共にこの層は抗原による防御に主要な役割を果たし、病原体の侵入を防いでいると考えられる。
seromucous gland=漿粘液の混合腺
元ツイート:
ヒト仮声帯ー抗菌防御機構の分析 https://t.co/wdstwxdSMh
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2023年2月24日
病原因子に対する防御機構との関係における仮声帯の構造の分析を、34の屍体の仮声帯で行なった。 pic.twitter.com/ZxSmrmliGG
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