『欧米の現代ポピュラー歌唱における身体運動パターンと動的変化の関連についての予備調査』
WCP歌手6人の声と体幹の動きの関係を調査。ピークノート(最高音)時の体幹の強い前移動は頭の前方位置と声の歪みに関連し、高いSPLでのこの動きは声の健康リスクがある可能性が示された。
体幹の動きで最も多いのは後方移動であり、ピークノート発声時に最もその変位が大きく、高いピッチとSPLの生成をサポートしているように見えた。
これらの結果は、特に、高い音量レベルが必要なスタイルや、パフォーマンスに高いレベルの身体運動が必要なスタイルにおいて、WCP歌手の体幹の前後動が声の生成に参加していること、また、静止時の姿勢だけでなくある姿勢から別の姿勢への動き方が、声の健康や音色作りに重要であることを示している。
WCP歌手=western contemporary popular singer=欧米の現代ポピュラー音楽を歌う歌手
SPL=sound pressure level=音圧レベル
調査に使われたのは、アレサ・フランクリンの『I Never Loved a Man (Like I Love You)』の中のフレーズ。
元ツイート:
欧米の現代ポピュラー歌唱における身体運動パターンと動的変化の関連についての予備調査 https://t.co/SkHZgmNcL8
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2022年7月4日
WCP歌手6人の声と体幹の動きの関係を調査。ピークノート(最高音)時の体幹の強い前移動は頭の前方位置と声の歪みに関連し、高いSPLでのこの動きは声の健康リスクがある可能性が示された。 pic.twitter.com/8v9kuPbvIA
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