『発声中の声帯接触圧を最小限に抑えるための声道調整』
音声外傷性過緊張発声を治療する音声療法において、発声中の声帯のピーク接触圧を最小にする声道調整を調査。結果、唇の開口を増やすと目的のSPLの生成に必要な声門下圧が低下し、ピーク接触圧が大幅に下がった。
ピーク接触圧には声門下圧が大きな影響を及ぼす。対照的に、咽頭拡張がピーク接触圧に与える影響は僅かだった。
尚、主に唇の開口が減少した時や、大きな初期声門間角度または高い声門下圧の条件でもピーク接触圧は減少したが、SPLも大幅に減少した。
glottal angle=声門間角度
phonotrauma=音声外傷
音声外傷に関する解説>
“Verdolini 7)は,濫用や誤用という用語は循環定義であるとして,"phonotrauma"(いわゆる音声外傷)という用語を提唱”“度重なる刺激による不可逆的な声帯粘膜の損傷を指しており,度重なる刺激となる発声法が問題なのである.したがって,今まで使ってきた声の濫用や誤用と単純には置き換えられない”
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2022年8月8日
元ツイート:
発声中の声帯接触圧を最小限に抑えるための声道調整 https://t.co/G0iIV8jdLw
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2022年8月15日
音声外傷性過緊張発声を治療する音声療法において、発声中の声帯のピーク接触圧を最小にする声道調整を調査。結果、唇の開口を増やすと目的のSPLの生成に必要な声門下圧が低下し、ピーク接触圧が大幅に下がった。
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