歌唱時の高音発声困難：喉頭内視鏡検査および筋電図所見との相関

『歌唱時の高音発声困難：喉頭内視鏡検査および筋電図所見との相関』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

高音発声が困難或いは制限のある歌手10人の発声や喉頭を調査。結果、声帯病変と咽喉頭逆流がこの集団における最も一般的な所見だった。神経やCT筋の問題は全歌手とも見られなかった。

全歌手において上喉頭神経の障害(麻痺)は見られず、声帯の可動性,喉頭の回転,左右の声帯の高さに問題は無く、喉頭蓋茎の偏位(※)も無かった。輪状甲状筋の筋電図所見も正常だった。
一方で、6人が声帯の病変を示し,7人で咽喉頭逆流が示唆され,2人は血管の変化を示した。

paresis=一部若しくは軽度の麻痺
paralysis=完全な麻痺
epiglottis petiole=喉頭蓋茎
※喉頭蓋茎の偏位：上喉頭神経の片側麻痺がある場合、高音発声時に喉頭蓋茎が患側へ偏位する。

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高音発声が困難或いは制限のある歌手10人の発声や喉頭を調査。結果、声帯病変と咽喉頭逆流がこの集団における最も一般的な所見だった。神経やCT筋の問題は全歌手とも見られなかった。 pic.twitter.com/ErqnxuQfFi

— 風地＠毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2023年3月3日

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