huuchiの音楽論文案内

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指揮者の動作は室内楽演奏の評価に影響する

 

『指揮者の動作は室内楽演奏の評価に影響する』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

室内楽演奏の録音と指揮者の映像の複数タイプの組み合わせを大学の音楽専攻/非専攻の計285人が視聴し演奏を評価した。結果、聴覚情報(演奏の質)よりも視覚情報が評価を決定した(指揮者の動作の変化が大きいものが有意に高評価)。


「指揮表現力が高い+演奏の表現力が低い」と「指揮表現力が低い+演奏の表現力が高い」では、評価が同等だった。「指揮表現力が高い」とは、指揮動作が大きく多彩であることを指し、「演奏の表現力が高い」とは、アーティキュレーションダイナミクスの要素のばらつきが大きいことにより定義された。


音楽専攻と非専攻で評価に差は無かった。


聴覚情報:曲の抜粋4つを、アーティキュレーションダイナミクスを高/低コントラストで演奏した録音
視覚情報:指揮者4人の、アーティキュレーションまたはダイナミクスを高/低コントラストを付けて指揮動作を行なった映像
これらの録音と映像を組み合わせ、32のセットを作成し、参加者に視聴させた。

 


元ツイート:

 

 

この記事及び元ツイートは論文(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから元の論文を参照してください。