huuchiの音楽論文案内

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ソプラノのビブラートの速さと振幅:1世紀の間の歌唱に関する調査

 

『ソプラノのビブラートの速さと振幅:1世紀の間の歌唱に関する調査』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

1900年〜2010年の間に世界的に活躍したソプラノ歌手75人の、プッチーニ《トスカ》の『Vissi d’arte』の105の録音でビブラートを調査。時を経るごとにビブラートの速さは明らかに減少し、振幅は増加していた。


FIG.6の録音年とビブラートの速さのグラフでは、録音が3つ以上含まれる以下の歌手は、個別の記号で示されている。

マリア・カラス
レナータ・テバルディ
ミレッラ・フレーニ
マグダ・オリヴェロ
モンセラート・カバリェ
ライナ・カバイヴァンスカ
レオンティン・プライス


研究に含まれた録音の数が最も多いのはマリア・カラス(8つ)、続いてレナータ・テバルディ(6つ)。

ビブラートの速さの減少幅:-1.8±0.3Hz/世紀
ビブラートの振幅の増加幅:56.4±0.3セント/世紀

調査期間:1900年〜2010年
調査対象歌手一覧は画像↓参照

 

vibrato rate=ビブラートの速さ
vibrato extent=ビブラートの振幅(深さ)

 

 

元ツイート:

 

 

この記事及び元ツイートは論文(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから元の論文を参照してください。