huuchiの音楽論文案内

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演劇学校における発声トレーニングが生徒の声に与える影響

 

『演劇学校における発声トレーニングが生徒の声に与える影響』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

少ない労力でより大きな声を出したりスタミナを得ることを主目的とした発声トレーニングの効果を、大学院の演劇学科の1年生14人で調査。結果、発声トレーニングによる音声の改善が実証された。

 

発声トレーニング後に平均呼気流量は有意に減少(声門効率の向上)、平均foは有意に増加、VHI-10は変化が無かった。また、頻回に声のパフォーマンスを行なっているのにも関わらず、ジッター,シマーに変化(発声状態悪化)は無かった。

 

発声トレーニングの内容:
発声,スピーチ及び方言,歌唱,アレクサンダーテクニックのカリキュラムを含む発声トレーニングプログラムが実施された。プログラムは合計27週間で、1週間あたりボイストレーニング2.75時間,スピーチ及び方言1.5時間,歌唱1.5時間,アレクサンダーテクニック2時間が費やされた。

 

発声(ボイストレーニング)カリキュラムの中では、呼吸調整とサウンドメイクのための、詳細な固有受容器感覚(深部感覚)の認識を発達させ、解剖学と生理学を理解することを目的とした演習が行われた。

 

また、緊張と過度な努力を伴う発声の習慣的なパターンを元の(より良い)状態に戻すことを目標とした、音声生成を容易にし効率を上げるための様々な練習が行われた。
さらに、学生たちは声の共鳴を追求し、声域を拡大させ表現力を向上させるよう奨励された。

 

 

元ツイート:

 

 

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