huuchiの音楽論文案内

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合唱の声の音響的及び知覚的尺度に対する身体的及び発声による3つのウォームアップ方法の効果

 

『合唱の声の音響的及び知覚的尺度に対する身体的及び発声による3つのウォームアップ方法の効果』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

声のためのウォームアップ3種(①発声のみ②運動のみ③運動&発声)の効果を3つの大学の合唱団で調査。ウォームアップ後、各合唱団が民謡(ダニー・ボーイ)を歌う音声が録音された。


LTASとピッチの分析の結果、運動&発声のウォームアップ後に、よりスペクトルエネルギーが大である歌唱(2つの合唱団)と、よりピッチが合った歌唱(全ての合唱団)が示された。
歌手へのアンケートでは、運動&発声のウォームアップが最も好まれていた。
運動&発声のウォームアップが最も多くの効果を引き出したことが明らかになった。

 

ウォームアップは、3種それぞれ5分間の映像を合唱団員が視聴して行われた。

①発声のみのウォームアップは穏やかなハミングから始まり、様々なテンポとキーの長調短調の両方で、複数の母音と子音で歌う、という発声練習が行われた。これにはピアノの伴奏が付けられた。


②運動のみのウォームアップでは、歌手の体を温め心拍数を上げることを目的とした、下記のストレッチや動きが行われた(a→kの順番)。
a 息を吸う、吐く
b 腕を頭上に伸ばす
c アームサークル(arm circles 腕と手をまっすぐ伸ばして体の横に水平に上げ、そのまま中指の先で円を描く動き) 
d 肩回し
e 首回し(首〜頭を大きく回す)
f bend and hang(懸垂のようなポーズ?)
g カカト上げ
h heel lift with arm lift(カカト上げ+腕を上げる動き?)
i ステップタッチ(横に一歩踏み出し、その足にもう片方の足を揃える動きを左右で繰り返す)
j 行進する
k aと同じく息を吸う、吐く


③運動&発声のウォームアップでは、各映像の前半2.5分ずつが行われた。これには6つの運動と6つの発声練習が含まれていた。


研究参加者:大学の合唱団の団員61人(2つは混声合唱、1つは女声合唱)

 

元ツイート:

 

 

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