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男性の骨盤底筋の長さは呼吸によって変化する:予備報告

 

『男性の骨盤底筋の長さは呼吸によって変化する:予備報告』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

骨盤底筋の長さが呼吸により変わるか、また、長さの変化が腹腔の変位及び腹腔内圧と関係があるかを、健常な男性10人で調査。


調査のために、経会陰超音波法を用いた骨盤底筋の長さに関連する骨盤の解剖学的ランドマークの変位、呼吸量、腹腔内圧、腹部及び胸郭の変位、腹部及び肛門括約筋の筋電図を、安静時呼吸及び死腔を増加させる呼吸中に測定した。


結果、骨盤底筋ランドマークの変位は、呼吸中の胸郭の動きによって調節されていた。この胸郭と骨盤底筋の関係性は、1.中部尿道ランドマーク(外尿道括約筋の長さの変化)よりも尿道膀胱移行部(恥骨直腸筋の長さの変化)において強く、2.仰臥位での死腔増加呼吸または立位での安静呼吸より立位での死腔増加呼吸において強かった。


殆どの参加者では、尿道膀胱移行部は吸気時に下降し、呼気時に上昇した。
呼吸周期中の外尿道括約筋の長さの変化は、腹腔内圧とは無関係だった。


要約すると、呼吸時には骨盤底筋の長さが変化しており、これは呼吸中のこれらの筋肉の役割と一致していて、排泄コントロールの維持、肺の換気、及び/又は腹腔へのサポートの提供に役立っていた


骨盤底筋を訓練する臨床医は、呼吸に伴って骨盤底筋の長さの変化が予想されることを認識する必要がある。


transperineal ultrasound imaging:経会陰超音波法
striated urethral sphincter = external urethral sphincter:外尿道括約筋
urethrovesical junction:尿道膀胱移行部
puborectalis muscle:恥骨直腸筋

 


元ツイート:

 

 

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