『ヒト声帯の挿入部に対する加齢の影響』
男性22人/女性15人の喉頭の加齢による変化を調査。交連領域の高度な骨化/声帯腱でのグリコサミノグリカンの減少/弾性組織の変化は、声帯の挿入部位を硬化させる。これは加齢による声の変化を促進する要因の一つである可能性がある。
青年期には、硫酸化グリコサミノグリカンが豊富な結合組織の密なネットワークである声帯腱の甲状軟骨への挿入部位は、腱と軟骨の間に繊維軟骨に匹敵する層がある。軟骨膜は無く、声帯腱のコラーゲン原線維は甲状軟骨に直接入り込む。硫酸化グリコサミノグリカンはコラーゲン原線維に組み込まれている。
加齢と共に生じる喉頭骨格の骨化には、声門後部の硝子軟骨と前交連の硝子軟骨/繊維軟骨が関与する。また、加齢に伴い声帯腱の内部のグリコサミノグリカンの喪失または硫酸化が起こる。
声帯腱vocal ligament tendon = 前交連腱anterior commissure tendon = ブロイレス靭帯Broyles’ ligament:甲状軟骨の内側にある1mmx10mmほどの繊維組織。声帯の前黄斑の付着部位では幅が広く肥厚している。
元ツイート:
ヒト声帯の挿入部に対する加齢の影響 https://t.co/pksQVMbAd3
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2022年8月3日
男性22人/女性15人の喉頭の加齢による変化を調査。交連領域の高度な骨化/声帯腱でのグリコサミノグリカンの減少/弾性組織の変化は、声帯の挿入部位を硬化させる。これは加齢による声の変化を促進する要因の一つである可能性がある。 pic.twitter.com/pT6acyRJe7
この記事及び元ツイートは論文(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから元の論文を参照してください。