『良性声帯病変の有病率に対する職業上の騒音曝露の影響:全国的な集団ベースの研究』
職場での騒音曝露歴と良性の声帯病変との関係を調査。声帯病変があった参加者は、喫煙,高血圧,糖尿病,職場での3ヶ月以上の騒音曝露が有意に多かった。
交絡因子を調整したところ、職業上の騒音曝露がある個人は、声帯病変が1.52倍発生しやすいことを確認した。
騒音環境で働くことは、労働者に声帯病変を誘発する可能性がある。騒音環境は声帯病変の危険因子であるという社会的認識を向上させ、予防策を講じる必要がある。
図2は職場で3ヶ月以上騒音に晒された労働者10万人あたりの各声帯病変ごとの有病率
Laryngitis 喉頭炎 (n=5,329)
Vocal nodule 声帯結節 (n=1,675)
Vocal polyp 声帯ポリープ (n=743)
Reinke’s edema ラインケ浮腫 (n=473)
Vocal cyst 声帯嚢胞 (n=271)
Glottic sulcus 声帯溝症 (n=176)
Laryngeal keratosis 喉頭角化症 (n=99)
Contact granuloma 接触性肉芽種 (n=0)
Benign Vocal Fold Lesion 良性声帯病変:声帯の、がんではない病変を指す。声帯ポリープ、声帯結節、声帯肉芽腫、声帯乳頭腫はこれ。
元ツイート:
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— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2023年12月18日
職場での騒音曝露歴と良性の声帯病変との関係を調査。声帯病変があった参加者は、喫煙,高血圧,糖尿病,職場での3ヶ月以上の騒音曝露が有意に多かった。
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