『プロ歌手におけるアレルギー性鼻炎:単施設研究シリーズ』
アレルギー性鼻炎/非アレルギー性鼻炎のプロ歌手各30人ずつの鼻科学的及び音声学的評価を行った。
アレルギー性鼻炎歌手は、SNOT-22(鼻炎などの自覚的評価),VHI,SVHIで有意に高いスコアを示した。DSI(音声障害の重症度)の中央値は、全研究参加者において良好な声質を示していたが、アレルギー性鼻炎歌手では有意に低い値を示した。
症状の主な原因はダニアレルギーであり、特に季節性アレルゲンとの関連において顕著だった。
アレルギー性鼻炎歌手は、公演の延期,喉頭炎を患いながらの歌唱,歌のピッチ変更のリスクが高いことが示唆された。
結論として、アレルギーのある歌手は、職業活動において深刻な制限を受けている。この研究結果は、アレルギー性鼻炎を注意深く管理することが、声帯を傷める可能性のある状態の回避に不可欠であることを示唆している。
22-item Sinonasal Outcome Test = SNOT-22:鼻炎と副鼻腔炎に関する自覚症状やQOLの調査票
参考:Sino―Nasal Outcome Test(SNOT―22)日本語版の信頼性・妥当性・治療反応性の検討
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/120/9/120_1155/_pdf
元ツイート:
プロ歌手におけるアレルギー性鼻炎:単施設研究シリーズ https://t.co/9knOcvBf0j
— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2025年4月17日
アレルギー性鼻炎/非アレルギー性鼻炎のプロ歌手各30人ずつの鼻科学的及び音声学的評価を行った。
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