huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。一部、論文化されていない研究の紹介も含みます。

歌唱指導による歌声の音響的特徴と体内運動の変化の検討

『歌唱指導による歌声の音響的特徴と体内運動の変化の検討』

https://takemoto-lab.com/home/wp-content/uploads/2023/11/takahashi2023%E7%A7%8B.pdf

 

“声楽未経験の学習者が,1年間の歌唱指導を経て,歌声の音響的特徴と歌唱中の体内運動がどのように変化したかを検討した”


“学習者は声楽の経験がない20代の男子大学生”“歌唱指導(レッスン)は音楽大学で教鞭をとるプロの声楽家が行った”“レッスンはすべてWeb会議ツールzoom(Zoom Video Communications, Inc.)を用いてオンラインで実施した”“約1年間で,合計24回受講した”


“評価者は歌唱指導歴もあるプロの歌手5名(テノール1名,バリトン4名)で,声楽的に「良い声」の最高点を5点として5段階で評価”


“さらに,評価者が被験者の歌唱中の体内運動を,歌声だけから推定できるのか検討するために,舌の前後位置,口唇の開閉度合い,口腔の広さ,喉頭の上下の位置,咽頭の広さについてそれぞれ5段階で評価した”


“全てのタスクにおいて,訓練前より訓練後の歌声は聴き手に高く評価された。これは,歌唱訓練によって被験者の歌声に声楽的な評価が高くなる変化が生じたことを示す”


“訓練後は全ての母音でSF集中率が上昇し,特に/a/で顕著”“これが訓練後に歌声の評価値が上昇した要因であり,特に/a/の評価値が高かった要因であると考えられる”


“Fig.3は,各母音における訓練前後の声道形状”“全ての母音で訓練前に比べて,訓練後は口が開き,口腔と咽頭が拡大し,喉頭が下降した”


“これは「喉を開く」等の歌唱中の体内運動に対するイメージや感覚を示す指導用語を用いた指導によって,実際に口腔や咽頭の空間が増加したことを示す”“特に咽頭の拡大はSF集中率の上昇に寄与すると考えられる”


“Table2は,歌声から歌唱中の体内運動を推定した結果”“訓練前後の各器官の体内運動の推定結果は,Fig.3で示した結果と定性的に一致していた。これは,歌い手は歌声から高い精度で歌唱中の体内運動を推定できることを示唆している”


元ツイート:

 

 

この記事及び元ツイートは元文献(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから参照してください。