huuchiの音楽論文案内

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音楽医学.神経生物学的アプローチ

『音楽医学.神経生物学的アプローチ』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

音楽医学は世界の殆どの国にとって比較的新しい医療の専門分野である。この論文では、脳の構造と機能やホルモン及び免疫パラメータにおいて、音楽家が非音楽家と異なることを示す神経生物学的エビデンスを要約する。


楽家は言語/非言語的マテリアルに対して非典型的な脳組織を持つ傾向がある。聴覚系はより正確にサウンドレベルを追跡し、音楽マテリアルに対して前意識的であり、音楽がストレッサーであるかのように反応する(自律神経系の活動増/ストレスホルモン分泌量増)。


*前意識とは、通常は意識していないが意識しようとすればできる領域。


楽家は非音楽家と比べて左利きが多く、アトピー性疾患に罹りやすい傾向がある。
テストステロンのレベルは非音楽家と比べて男性は低く、女性は高いと考えられる。メラトニンレベルは高く、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)は音楽の才能との関連していた。


楽家の脳は、幼少期の音楽の練習を反映して、脳梁の前部の構造が肥大化している。絶対音感のある音楽家は側頭平面が大きい。

こうした音楽家と非音楽家の違いは音楽医学に影響を与える可能性があり、さらなる研究は音楽家の治療の改善に役立つ筈である。

 


元ツイート:

 

 

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