『反回神経により供給される内転筋群の神経パターンの多様性』
喉頭の内転筋における反回神経からの神経供給パターンを75(片側150)のヒト喉頭で解剖調査。披裂筋,外側輪状披裂筋,甲状披裂筋は、反回神経だけでなく、上喉頭神経の内枝および外枝からも神経支配を受けていた。
披裂筋の神経枝の総数は4〜8本(平均5.5本)で、そのうち2本は反回神経から、残りは上喉頭神経の内枝からだった。132例(88%)では披裂筋(内転筋)と後輪状披裂筋(外転筋)の支配神経は、反回神経の共通の1つの幹から発生していた。12例(8%)では披裂筋への神経が外側輪状披裂筋への枝も発生させていた。
外側輪状披裂筋への神経供給パターンは1〜6本の枝から構成されていた(最も多いのは3本(43.3%))。外側輪状披裂筋に観察された反回神経の465本の神経枝のうちの、46例(10%)では、甲状披裂筋と共通の枝から発生していた。26例(5.6%)では神経枝が反回神経と上喉頭神経の外枝との接続部から発生し、1例(0.2%)では同じく内枝との接続部から発生した。
甲状披裂筋への供給パターンは1〜4本の神経で構成されていた。最も頻度が高いのは1本(67.3%)、続いて2本(24%)だった。甲状披裂筋で観察された215の枝のうち10例(4.6%)では反回神経と上喉頭神経外枝の接合部から神経枝が発生し、2例(1%)では同じく内枝との接続部から発生した。
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— 風地@毎日音楽の話を(も)しています (@huuchi) 2024年7月8日
喉頭の内転筋における反回神経からの神経供給パターンを75(片側150)のヒト喉頭で解剖調査。披裂筋,外側輪状披裂筋,甲状披裂筋は、反回神経だけでなく、上喉頭神経の内枝および外枝からも神経支配を受けていた。 pic.twitter.com/ga4NVk2h2o
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