『グラミー賞を受賞した一流パフォーマーにおける喉頭微細手術の技巧』
グラミー賞を受賞した一流歌手18人(242回のノミネートから80回受賞)の喉頭微細手術を分析。18人全員の声質は大幅に低下しており、1つ以上の喉頭病変を有していた。
15人には粘膜固有層表層の柔軟性の有意な低下が見られ、6人には血管拡張および/または血腫様病変による声帯出血、9人には声帯ポリープ、6人には線維血管性結節、1人には披裂肉芽種、4人には以前の喉頭微細手術による粘膜固有層表層の瘢痕化した溝状の陥凹、1人には良性嚢胞、2人には前癌性異形成、2人には浸潤性癌腫が認められた。
喉頭微細手術後に全員がパフォーマンスの改善を報告した。
喉頭専門医および喉頭外科医は、この専門分野が始まって以来、一流のボーカリストに対する責任を担ってきた。遭遇する病変および診断の殆どは、音声外傷によるものだった。
歌手のケアを最適化するには、外科医にとって極めて複雑な技術的,感情的,社会的,経済的課題が伴う。一流の歌手の分析により、喉頭微細手術を必要とするパフォーマンス不良の患者を治療する臨床医を支援するための、重要な洞察を得ることができると考えられる。
元ツイート:
https://x.com/huuchi/status/1808813724356260173
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