huuchiの音楽論文案内

音楽関連の論文案内ツイートを記事にまとめています。過去ツイも順次追加中。

歌唱のコントロールパネルとしての鼻の筋肉組織-なぜクラシック歌手は特殊な顔の表情を使うのか?

 

『歌唱のコントロールパネルとしての鼻の筋肉組織-なぜクラシック歌手は特殊な顔の表情を使うのか?』

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 

 

クラシック歌手が声種/ピッチ/母音に依存せず行っているように見える、歌唱時に鼻孔を広げ頬を上げた特徴的な「歌手の表情」について調査。


クラシック歌手3人/非歌手2人の全参加者は「歌手の表現」中に軟口蓋を上げ咽頭口(下咽頭)/喉頭口/声門を広げた。クラシック歌手は鼻と顔の筋と喉頭の間の呼吸や匂いに関する繋がりを利用して硬起声や力み発声を避け、声帯の比較的緩い内転が特徴のミックスレジスタ(頭声)の生成を助けている可能性。

 

 

1枚目の歌手の画像は、A.アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)、B.マッティ・サルミネン(バス)、C.ロベルト・アラーニャ(テノール)、D.エリーナ・ガランチャ(メゾソプラノ)。「歌手の表情」の例示のために、Youtube動画から切り出した画像が論文冒頭に掲載されている。

 

 

ツイート主による余談①:
「ミックスレジスタ(頭声)」ってどういうこと🤔と思った方はこちらを参照してください>

 

 

ツイート主による余談②:
先日紹介したこの鼻と頭の共鳴に関する研究も併読すると良いと思うので、繋げておきます。同じ研究者によるもので、こちらの方が新しいです。どちらも全文がpdfで無料公開されています。>

 

 

元ツイート:

 

 

この記事及び元ツイートは論文(の存在)を紹介するだけの簡単なものですので、詳しい内容についてはリンクから元の論文を参照してください。